swelog ここだけのスウェーデンのニュース

日本では概要程度しか報道されないスウェーデンのニュースについてのコメントや、他では読めない小粒だけど気になるニュースを毎日伝えています

暮らしの輪郭

住まい、家族、年金、生活者トレンドなど、スウェーデンでの暮らしに関する記事を集めました。

社会の危機と図書館

文化、コミュニケーション、クリエイティブの領域で働く人たちのための労働組合DIKは、スウェーデンの図書館で働く人たちの労働環境に関する報告書を作成している。 2年前にだされた前回と比較すると、この度の報告書ではパンデミックの影響が強く現れてい…

67歳、69日間の1320キロ単独縦断トレッキング

スウェーデン中部、ダーラナ地方のGrövlesjönから、フェーレン(Fjällen)と呼ばれる北部山岳地方を縦断し、最北の地Treriksröset(スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの国境の交わる地点)までの1310キロを67日間でトレッキングしたテーア・ペーション…

”Hikikomori”

スウェーデンには推定17万人もの、いわゆるHikikomoriがいると伝える記事を読んだ。引きこもりは、日本人ならだれでも知っている言葉だが、スウェーデンのニュースでも使われているのをみたのは初めて。SVTのニュースではHikikomoriは社会的不安を抱える若者…

太っていく4才児たち

ストックホルムの南に位置するセーデルマンランド地方での統計調査では、肥満傾向にある4才児の割合が増え続けており、またパンデミックでこの流れが強化されている。 この地方では2018年には4才児の14%、2019年には15%が体重過多、また肥満であったが、…

シュールストレミング危機

以前より「解禁日」感が薄れてきたとはいえ、昨日はシュールストレミングの解禁日だった。こちらの映像では解禁日を楽しみにして、70年の長きに渡り、毎年シュールストレミングを食べ続けてきたボーさんが、正しいシュールストレミングの食べ方を教えてくれ…

遠くの有機栽培より地元の野菜

今、スウェーデンのニュースはアフガニスタンのニュースに埋め尽くされていて、情勢が気になりますが、ここでは今日もスウェーデンのニュースを……。カブールからは、今もSVTとタブロイド紙のエキスプレッセンの記者が現地から報道を続けています。 ーーーー…

増える高齢者の借金

65歳以上の高齢者が抱える借金が増えている。2017年末には180億クローナ(約2300億円)だった65歳以上の人の債務はこの4年で20億クローナ増え、昨年末には200億クローナ(約2580億円)を超えた。 これは近年、いわゆる団塊の世代の人たちがどんどん定年退職…

自分で作る棺桶

プラスティックの棺桶に入りたくないと、自分で自分用の木の棺桶を作ったのは大工として働いてきた88歳のグンナー・ヨンソンさん。 近くの森から切り出された木材を材料として、子どもの頃から多くの家具を作ってきたグンナーさんは、コロナ禍でも木のテーブ…

リモート裁判

パンデミックの特別な間だけだと考えられていた、地方裁判所での審理に警察官や証人、また容疑者がビデオや電話で参加するというやり方はコロナ禍が去っても続きそうだ、とFalu地方裁判所からSVTがレポートしている。 現行法では、裁判所員と審理を行う裁判…

森の黄金、クラウドベリーの暗雲立ち込める未来

今、心配されているのは、気候温暖化などにより受粉の手助けをするマルハナバチ(Humlor)の数や活動が減り、質の良いクラウドベリーが減っていく可能性。クラウドベリーがなくなってしまうことはないが、大きくみずみずしい実をつけることが難しくなるだと…

住宅街を守る警備員

パリでフランス語を勉強していた時のクラスメートにメキシコ人のマリアがいて、彼女は政府高官の娘だった。そのマリアが「私たちは柵のなかの住宅地で暮らしている」と話していたことを強烈に覚えている。治安が悪いので、彼女の家族が住む住宅地はぐるりと…

アイスクリーム回収騒ぎとE番号

7月の半ばからSia社やHamglass社のアイスクリーム、またSkånemejerietのクリームチーズやOrkla社のマーマレードなどが、使用が認可されていない物質を含んでいるとして市場からの回収を呼びかけている。 これらの食品には、EUでは使用が認可されておらず、発…

災害直後の72時間はご自分で

世界各地から自然災害のニュースが絶えず、スウェーデンのニュースでも各家庭でできる「非常袋」の準備の仕方を、赤十字のエキスパートが教えていた。 非常袋の考え方は日本人の私には馴染みが深く、特に注意も払わずに聞いていたら「スウェーデンでは災害が…

見つからない文通相手

文通相手を探しているけど、なかなか見つからないローニャの話が地方のニュースで取り上げられてた(夏によくあるきゅうりや黄色い車と同じ方向のニュースか?)。封筒の自作してみたり、同封する予定の絵を書いたりと、文通する気まんまんの彼女はみたとこ…

クロスカントリー・スイミング

去年に引き続き、コロナの影響で今年の夏もハイキングやカヤック、キャンピングなど野外活動が人気だ。その中で「クロスカントリー・スイミング」という聞き慣れない活動に勤しむ人たちがいる。 クロスカントリー・スイミング、またはスウェーデン語では「水…

ヘラジカも喘ぐ、ポータブルエアコンの夏

日本の熱海やベルギーやドイツなどの大雨・洪水による災害とは比較できないが、スウェーデンも今、スウェーデンなりに猛暑で大変だ。ここルンドでも連日30度ぐらいの気温が続いているし、天気予報で見る限りは北の方もとても暑そう。家電量販店は今年も扇風…

電動キックボードは夜、乗るな

デンマークのきゅうりのニュースではないけれど、毎年夏や機会がある度にしつこく取り上げている電動キックボードの話題。 swelog.miraioffice.com 昨日ノルウェーで決まったのは電動キックボードの夜間の使用禁止令。 これにより夜の11時から朝の5時までの…

ヒッチハイク再び

昔ながらの町外れの道端で親指を立てたり、行き先を書いた紙を持って行うヒッチハイクではなくて、SNS上のヒッチハイクグループが人気だ。 このフェイスブックのグループは、スコーネ地方からストックホルムまでのヒッチハイクや相乗りのマッチングを提供し…

夏の隣人問題

今日から7月。以前から予定されていた通り、スウェーデンのコロナ規制はさらに第二段階の規制緩和に向かう。具体的にはレストランがほぼ通常通り営業できるようになったり、1800名までデモが開催可能になったりする。 感染しないように気をつけて過ごすこと…

ストックホルム=ベルリン夜行電車の旅

1990年代に運行をやめていたストックホルムからデンマークを経由してベルリンまでの夜行列車の旅が戻ってきた。2012年からマルメから夏の間運行していたベルリンまでの夜行の旅をこれからはストックホルムから始めることができる。 昨夜から運行を始めたこの…

だらだらできないスウェーデンの長期休暇、発祥物語

スウェーデンに、すべての労働者を対象とする長期休暇法ができたのは1938年。これ以前からホワイトカラー層では休暇を取ることが始まっていたが、すべての労働者は平等であるべきという観点から、当時の共産党が議会に長期休暇の議論を持ち込み、社会民主党…

イチゴ警察

昨日は中央党の「アニィー・ローヴ!」(上の写真の人↑呼び名については昨日のブログをご参照ください)が政局の危機を救うために、今回の騒動の発端となった新築アパートの家賃問題に関する要求を取り下げることを表明した。 しかし、この点では妥協しても…

ちょっと電車でフィンランド

30年前に運行が中止されていた、スウェーデンとフィンランドの最北の街の間の旅客鉄道運行が再開されることがぼほ決定した。フィンランド政府はスウェーデンのハパランダとフィンランドのラウリラの間の電化とケミまでの旅客運行の再開を承認し、夏前までに…

ディスインフォメーション案内板

国や企業、組織の信用を落とす目的で、インターネットやSNSなどで故意に偽の情報を流す「ディスインフォメーション」。 EU MAG 広がるディスインフォメーションの対策に乗り出したEU 情報操作 ディスインフォメーションの脅威 - 塩原俊彦|論座 今回マルメ市…

パンデミック貯金、ビットコイン脱税

スウェーデンの中央統計局(SCB)によると、パンデミック下でスウェーデン人の貯蓄額は増えており、2021年の第1四半期は、1996年にこの統計が始まってからの過去最高額を記録した。発表は前年同時期の1270億クローナ(約1兆7000億円)から1630億クローナ(約…

weekend nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか?

今週はスウェーデンの賃貸住宅に関してです。ぜひご一読ください nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか? 今週のswelog weekendでは、スウェーデンの賃貸住宅市場の新風を紹介していますスウェーデンに引越してまずびっくりする…

株で大儲けできるとささやく消費者金融と若者の問題をもう一度

これまでにも何度かこの問題を取り上げたことがある、若者がお手軽ローンで借金をして株式市場で一攫千金を目指す問題をもう一度。 お手軽だがその後トラブル化する人も多いのが、日本ではカードローン。スウェーデンではSMSローン(ショートメッセージロー…

インフルエンサー、ユーチューバーと失業保険

失業してジャーナリスト失業保険組合から失業手当がもらえることがわかったオットー・エケヴィさんは、それを機会にYoutubeチャンネルを開設して、パルメ殺人事件に関する番組の投稿を始めた。 これまでの8ヶ月間を通して、送金アプリのSwishからの寄付やYo…

妊活アプリの個人情報漏えい

「妊活アプリの個人情報漏えい問題」のニュース表題を見て思い出したのは、少し前のLINEの個人情報取り扱いに関する一連の報道だったが、こちらのスウェーデンの妊活アプリ報道の内容はもっと具体的で深刻だった。 スウェーデンで人気のあるいくつかの妊活ア…

コロナが加速した高齢者のネットオークション ブーム

コロナ禍で会場でのオークション開催ができない今、オンライン・オークションサイトが絶好調だ。この成長を支えているのは、80代、90代の新しいネットオークションサイト利用者たち。 みんながよく利用するのはスウェーデン、そしてヨーロッパで人気のオンラ…

© Hiromi Blomberg 2021