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スキー場のジェントリフィケーション

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目下、北から南に週替りでスポーツ休暇中のスウェーデン。来週はスウェーデンの南部の学校のスポーツ休暇の週で、私の周りでもスキー旅行にでかけるファミリーもちらほら(コロナか風邪か?、なんからの病気にかかっている家族もまだまだ多いが)。

そんな中、スウェーデンを代表するスキー場のリフト券が、過去5年ほどで40%も値上がりしているとSVTが報じていた。比較されていたのはSälenとÅreの2ヶ所のスキー場で、大人2人子ども2人の4人家族の1週間のリフト券の費用が2016年と2022年でどう値上がりしたのかを見たもの。

結果、Sälenでは6340クローナ(約7万8000円)から8932クローナ(11万円)へと40%も値上がりしており、Åreでは7520クローナ(約9万3000円)から10244クローナ(約12万6000円)へと36%上昇した。同じ期間で価格を比較した場合は平均で12.6%の上昇率なので、リフト券の値上がり具合はとても大きい。

この両方のスキー場を運営しているのはSkistar社で、この期間にリフトや設備を最新のものに入れ替えたので、価格上昇は法外なものではないと説明する。一週間スキーに行こうとすると、当然ながらリフト券とは別に、宿や食事にも費用がかかるので、国内旅行とはいっても出費はかなり嵩むことになる。

私の住むルンドに限らずスウェーデンの多くの街では、家庭の事情がどうであっても子どもがスポーツが楽しめるよう、コミューンがスポーツ用品を無料で貸し出すという仕組みを持っているところは多い。

例えばスケートならコミューンが街の真ん中にリンクを作り、そこで無料貸し出しのスケート靴を借りて、まったくお金をかけることなく誰でもスケートを楽しめるのだが、スキーはこれからは、懐に余裕のある人たちだけが楽しむようなものになるのだろうか?

村の裏山にコミューンが運営しているしょぼいリフトだけの、誰もが安く楽しめるスキー場などが、開発などされずこれからもそのまま残ればいいのですけど。

「ジェントリフィケーション」についてはこちらもどうぞ。

eleminist.com

スキーのリフト券は40%も値上がりした(SVT)

Skistar「値上げは妥当」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022