swelog ここだけのスウェーデンのニュース

日本では概要程度しか報道されないスウェーデンのニュースについてのコメントや、他では読めない小粒だけど気になるニュースを毎日伝えています

エンタメ・文化・スポーツ

オリンピック放映権と公共放送

ほんの一週間ほど前までスウェーデンでは、公共放送のSVTがオリンピックの中継をしないだけではなく、ニュースで動画クリップを使うことができるかどうかも決まっていなかった。SVTは既に2014年からオリンピックの放映権は獲得していない。 スウェーデンで今…

スウェーデンの人気のミームは国王と首相でどうぞ

スウェーデン国王、カール・グスタフのミームがただいま世界のミーム愛好者の中で人気上昇中なのだそう。世界中のミームが人気を競い合うサイト ”Photoshop battles” で今回国王のミームがトップになったとSVTが伝えている。 ミームとは 「ごく一部のコミュ…

伝書鳩

サーバー攻撃が激しくなっているので、セキュリティを考えて伝書鳩でメッセージを伝えることが再びトレンドになっているというニュースか? と一瞬思ったが、実際はそこまで逆行していなくて、記事は伝書鳩を使った鳩レースのスウェーデンと世界での現状を伝…

オリンピック選手のやる気問題

昨日は多くの人が東日本大震災10年に思いを馳せただろう。スウェーデンでもニュースで10年前を振り返ったり、今も海底にご遺族を探し続ける方のルポルタージュを紹介していたりした。 そして昨日は、スウェーデンで初めて新型コロナウイルスで亡くなった人が…

できたよ、これでルーン石碑探しが簡単に

別に知ってても知らなくてもどうでもいいようなことを、あーだ、こーだと書きたいなと思いつつも、毎日事件のようなことが起こるので、そちらを優先していたらいつまで経っても書くことのできないことがある。 それは例えば、新しく公開されたルーン石碑の地…

500万歩の旅

なるだけ公共交通機関は使いたくないし、日中は家で仕事して、ランニングと散歩といつものスーパーに行くときぐらいしか外にでない生活を送っていると、行動範囲がとても狭い。 家の場所はかわらないので(当たり前だな)、いつもの道をいつものようにぐるぐ…

こんなにあるスポティファイがポッドキャストで儲かる理由

「スポティファイはポッドキャストで高収益化の道を見つけたようだ」というこの記事では、スポティファイは音楽よりも利益率のいいポッドキャストに投資をすることで、高収益への道を探り当てたようだと書かれている。 今スポティファイのポッドキャスト部門…

コロナの影で好況に沸く出版(!?)業界

2020年、スウェーデンで「本」は売れに売れた。 紙の書籍の販売数は2350万部だったが、電子書籍、オーディオブックをあわせた「デジタル本」の販売数は初めて紙を上回る2900万部となり、「本」全体の販売部数は記録的な数字となった。デジタル本分野だけをみ…

ベジタリアンで世界を狙う・スウェーデンオリンピック委員会の取り組み

オリンピックでメダルを狙うレベルのスポーツ選手が、ベジタリアンに食事内容を変えてから自身のパフォーマンスが上がった、というインタビューをニュースで見た。 へーそうなんだと思って少し調べたら、自身の行動が与える影響力を考えて気候危機の問題や動…

冬の芸術(ウィズアウト ツーリスト)

外国からのツーリストはやってこないけど、今年も北欧の冬は美しい。 ユッカスイェルビでは例年と同じ規模で今年もアイスホテルがオープンした。 ホテルの経営者は、連年8割方を占める旅行会社を通じた外国客の予約はないものの、スウェーデンの個人客の予約…

デジタル映画祭と北欧人が闇にみるおかしみ

北欧内ではダントツの権威を誇るヨーテボリ映画祭とは異なり、市民のお祭り色の濃いストックホルム国際映画祭。コロナ禍の今年もこの11日から開催されることは決まったが、リモートでも参加のできるフェスティバル・オンデマンドの形となった。しかし、それ…

蚊の密集する冷たい沼地でおっさんたちがヘラジカバレエを踊る。

アメリカの大統領選、スウェーデンやヨーロッパ各地で再び深刻化してきた新型コロナウイルス(「今後死者の数が増えるだろう」とステファン・ルベーン首相が昨日の記者会見で話す)、そしてフランスやオーストリアでのテロ事件。 どのメディアもこんなニュー…

ストリーミングへのお金と時間の使い方

Netflixなどのストリーミングサービスはスウェーデンでも伸長する一方。 今年の第3四半期の統計では、スウェーデン世帯の54%が動画ストリーミングサービスを契約しており、平均222クローナ(約2700円)支払っているとの集計結果がでた。これらの世帯は2つ…

ノーベル賞の心配

早くも今年の春には中止が決まっていたのは、毎年12月にストックホルム市庁舎で行われるノーベル賞の晩餐会。大きなホールだが千人以上の人がギュウギュウと詰め込まれて食事をするのだから、その中止決定はこのコロナ禍では当然といえば当然。 そして昨日は…

大臣の器

担当領域の問題を理解する能力もないくせに、政権に近いという理由だけで「大臣」になった者に、その資格はない。……、いや、日本の大臣たちの話ではなく、今スウェーデンでニュースになっているのは、文化・スポーツ、民主主義担当大臣のアマンダ・リンド。 …

『移民』と過ごす夏休み

スウェーデンは、今、移民や難民を多く受け入れていることでも世界の中でもかなりユニークな国だと思うが、19世紀後半、20世紀初期に国民の5分の1近くもの多くの人たちがアメリカなどへ移民していった歴史がある、という点でもかなりユニークだと思う。 (…

夏の遊園地、仕事のない若者

こちらは去年のスカンセンでのAllsång。これみるとコロナ間隔とか無理ね、やっぱり。 昨日、雇用サービス局( Arbetsförmedlingen)から発表された最新の数字によると、スウェーデンの失業率は8.9%。 先週の1週間だけで求職者として雇用サービス局に登録し…

息の弾む、急ぐゴルファー

私がジョギングする緑地にはディスクゴルフのコースがあって、これは大きな試合も行うことのできる本格的なものだ。平日の朝、6時半ごろに走りにいくと、時々仕事前にちょっと1コース(?)周りにきている人たちに会う。 早朝の爽やかな空気の中、運動で一…

どこまでもかっこいいグレタ・トゥーンベリ

スウェーデンには毎年みんなが楽しみにしている夏のラジオ番組がある。話題となった人が自分の好きな音楽をかけながら、その話題となった出来事の背景や、個人として大切にしていること、人生の転機となった経験などを好きな形で話すトーク形式の「夏(の話…

ヨハン・レンクの次の仕事はパンデミック、そして、Aviciiミュージアム

世界のエンターテイメント界で活躍するスウェーデン人の中で、今一番勢いのある人といえばヨハン・レンク。 『チェルノブイリ』で変化したヨハン・レンク監督の原発への見解と、もうひとつのこと swelog weekend - swelog 今日のスウェーデンのニュース 『チ…

オリエンテーリングとコロナを巡る2つの話

コロナの今、森が人気だ。 そして森を駆け抜けるといえばオリエンテーリングだが、競技の舞台が森であっても、やはりこのスポーツも今年は世界選手権をはじめ大きな大会はすべてキャンセルされている。スウェーデン国内でも50人以上の集会は禁止されているの…

遠くて近い、コロナの中の親密な時間

スウェーデンでは今朝(というか真夜中?)2時からの放送となった『One World: Together at home』。 レディー・ガガの呼びかけで、WHO(世界保健機関)とGlobal Citizenが世界中のコロナ最前線で働く医療従事者を称える目的で実施されたこのヴァーチャルコ…

コロナの時代のヘラジカスローテレビと、スウェーデン人と「恥」の文化

一昨日は、スウェーデンで世界のどこよりも大きく上昇を続ける気温の変化を取り上げたが、今日から始まったイースターの4連休も暖かい日が続きそうだ。 私もコロナ関連のニュースを追うのに忙しくすっかり忘れていたが、スウェーデンの最北の地ではヘラジカ…

北の極地のドライブイン・シアター

スウェーデンでも新型コロナ肺炎の感染者が200人を超え、ニュース報道ももちろんコロナ関連のものが増えている。そんな中でものんびりしてるけど驚きのこんなニュースも。 スウェーデンの最北の街、ルーレオからさらに北70キロ、北緯66.2度にあるGunnersbyn…

ムーミン一大産業

2000年にスウェーデンに引越してきた当時は、今のような北欧ブームでもなくスウェーデンに関する情報も少なかった。 かつ自分でもスウェーデンとフィンランドの違いもよくわかっていなかったくらいの知識だったので、子供の頃から好きで大人になってからも買…

子どものためのスローテレビ、『農場からの生中継』

スウェーデン公共放送SVTは、本日2月17日から2週間にわたりスウェーデン北部の都市ウメオ郊外の農場の動物たちの様子を実況生中継する。 学校のスポーツ休暇のこの時期に合わせて、子どもに向けたこの番組のタイトルは『農場からの生中継(Gården LIVE)』。…

軍用車盗難とラーシュ・ヴィルデレング

2019年のヨーテボリブックフェアで最新作について語るラーシュ・ヴィルデレング スウェーデン軍の陸上運搬車が2台盗まれ、数日中に1台は駐車場で、もう1台は森の中で発見されるという事件が起きた。 盗まれたのはウプサラ郊外のエンショッピングの軍保管…

Jojk ヨイク

画像・Staffan Widstrand/imagebank.sweden.se 昨日の金曜日、久しぶりのグレタ・トゥーンベリのニュースをヨックモックからきくとは思っていなかったのでなんだか嬉しかった。 日本人にもお菓子やさんの名前で馴染みのある北極圏にあるサーミ文化の中心地、…

スウェーデン映画の行方

画像・『Charter』より 昨夜のオープニング・セレモニーで始まったヨーテボリ・フィルムフェステバル。今年も会期中に80ヶ国から集まった約400本の映画が上映され、北欧各国からノミネートされた新作の中から北欧映画大賞(ドラゴン・アワード)が決まる。 …

オロフ・パルメとジョン・ル・カレ

2、3日前にルンドの本屋のベストセラーリスト1位にジョン・ル・カレの本が並べられているのを見て、「え、新作? いったい今何歳だっけ?」と思っていたら、その翌日にはル・カレが「オロフ・パルメ賞」を受賞したニュースが伝えられた。 「新作?」と私…

© Hiromi Blomberg 2021