swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

エンタメ・文化・スポーツ

デジタル映画祭と北欧人が闇にみるおかしみ

北欧内ではダントツの権威を誇るヨーテボリ映画祭とは異なり、市民のお祭り色の濃いストックホルム国際映画祭。コロナ禍の今年もこの11日から開催されることは決まったが、リモートでも参加のできるフェスティバル・オンデマンドの形となった。しかし、それ…

蚊の密集する冷たい沼地でおっさんたちがヘラジカバレエを踊る。

アメリカの大統領選、スウェーデンやヨーロッパ各地で再び深刻化してきた新型コロナウイルス(「今後死者の数が増えるだろう」とステファン・ルベーン首相が昨日の記者会見で話す)、そしてフランスやオーストリアでのテロ事件。 どのメディアもこんなニュー…

ストリーミングへのお金と時間の使い方

Netflixなどのストリーミングサービスはスウェーデンでも伸長する一方。 今年の第3四半期の統計では、スウェーデン世帯の54%が動画ストリーミングサービスを契約しており、平均222クローナ(約2700円)支払っているとの集計結果がでた。これらの世帯は2つ…

ノーベル賞の心配

早くも今年の春には中止が決まっていたのは、毎年12月にストックホルム市庁舎で行われるノーベル賞の晩餐会。大きなホールだが千人以上の人がギュウギュウと詰め込まれて食事をするのだから、その中止決定はこのコロナ禍では当然といえば当然。 そして昨日は…

大臣の器

担当領域の問題を理解する能力もないくせに、政権に近いという理由だけで「大臣」になった者に、その資格はない。……、いや、日本の大臣たちの話ではなく、今スウェーデンでニュースになっているのは、文化・スポーツ、民主主義担当大臣のアマンダ・リンド。 …

『移民』と過ごす夏休み

スウェーデンは、今、移民や難民を多く受け入れていることでも世界の中でもかなりユニークな国だと思うが、19世紀後半、20世紀初期に国民の5分の1近くもの多くの人たちがアメリカなどへ移民していった歴史がある、という点でもかなりユニークだと思う。 (…

夏の遊園地、仕事のない若者

こちらは去年のスカンセンでのAllsång。これみるとコロナ間隔とか無理ね、やっぱり。 昨日、雇用サービス局( Arbetsförmedlingen)から発表された最新の数字によると、スウェーデンの失業率は8.9%。 先週の1週間だけで求職者として雇用サービス局に登録し…

息の弾む、急ぐゴルファー

私がジョギングする緑地にはディスクゴルフのコースがあって、これは大きな試合も行うことのできる本格的なものだ。平日の朝、6時半ごろに走りにいくと、時々仕事前にちょっと1コース(?)周りにきている人たちに会う。 早朝の爽やかな空気の中、運動で一…

どこまでもかっこいいグレタ・トゥーンベリ

スウェーデンには毎年みんなが楽しみにしている夏のラジオ番組がある。話題となった人が自分の好きな音楽をかけながら、その話題となった出来事の背景や、個人として大切にしていること、人生の転機となった経験などを好きな形で話すトーク形式の「夏(の話…

ヨハン・レンクの次の仕事はパンデミック、そして、Aviciiミュージアム

世界のエンターテイメント界で活躍するスウェーデン人の中で、今一番勢いのある人といえばヨハン・レンク。 『チェルノブイリ』で変化したヨハン・レンク監督の原発への見解と、もうひとつのこと swelog weekend - swelog 今日のスウェーデンのニュース 『チ…

オリエンテーリングとコロナを巡る2つの話

コロナの今、森が人気だ。 そして森を駆け抜けるといえばオリエンテーリングだが、競技の舞台が森であっても、やはりこのスポーツも今年は世界選手権をはじめ大きな大会はすべてキャンセルされている。スウェーデン国内でも50人以上の集会は禁止されているの…

遠くて近い、コロナの中の親密な時間

スウェーデンでは今朝(というか真夜中?)2時からの放送となった『One World: Together at home』。 レディー・ガガの呼びかけで、WHO(世界保健機関)とGlobal Citizenが世界中のコロナ最前線で働く医療従事者を称える目的で実施されたこのヴァーチャルコ…

コロナの時代のヘラジカスローテレビと、スウェーデン人と「恥」の文化

一昨日は、スウェーデンで世界のどこよりも大きく上昇を続ける気温の変化を取り上げたが、今日から始まったイースターの4連休も暖かい日が続きそうだ。 私もコロナ関連のニュースを追うのに忙しくすっかり忘れていたが、スウェーデンの最北の地ではヘラジカ…

北の極地のドライブイン・シアター

スウェーデンでも新型コロナ肺炎の感染者が200人を超え、ニュース報道ももちろんコロナ関連のものが増えている。そんな中でものんびりしてるけど驚きのこんなニュースも。 スウェーデンの最北の街、ルーレオからさらに北70キロ、北緯66.2度にあるGunnersbyn…

ムーミン一大産業

2000年にスウェーデンに引越してきた当時は、今のような北欧ブームでもなくスウェーデンに関する情報も少なかった。 かつ自分でもスウェーデンとフィンランドの違いもよくわかっていなかったくらいの知識だったので、子供の頃から好きで大人になってからも買…

子どものためのスローテレビ、『農場からの生中継』

スウェーデン公共放送SVTは、本日2月17日から2週間にわたりスウェーデン北部の都市ウメオ郊外の農場の動物たちの様子を実況生中継する。 学校のスポーツ休暇のこの時期に合わせて、子どもに向けたこの番組のタイトルは『農場からの生中継(Gården LIVE)』。…

軍用車盗難とラーシュ・ヴィルデレング

2019年のヨーテボリブックフェアで最新作について語るラーシュ・ヴィルデレング スウェーデン軍の陸上運搬車が2台盗まれ、数日中に1台は駐車場で、もう1台は森の中で発見されるという事件が起きた。 盗まれたのはウプサラ郊外のエンショッピングの軍保管…

Jojk ヨイク

画像・Staffan Widstrand/imagebank.sweden.se 昨日の金曜日、久しぶりのグレタ・トゥーンベリのニュースをヨックモックからきくとは思っていなかったのでなんだか嬉しかった。 日本人にもお菓子やさんの名前で馴染みのある北極圏にあるサーミ文化の中心地、…

スウェーデン映画の行方

画像・『Charter』より 昨夜のオープニング・セレモニーで始まったヨーテボリ・フィルムフェステバル。今年も会期中に80ヶ国から集まった約400本の映画が上映され、北欧各国からノミネートされた新作の中から北欧映画大賞(ドラゴン・アワード)が決まる。 …

オロフ・パルメとジョン・ル・カレ

2、3日前にルンドの本屋のベストセラーリスト1位にジョン・ル・カレの本が並べられているのを見て、「え、新作? いったい今何歳だっけ?」と思っていたら、その翌日にはル・カレが「オロフ・パルメ賞」を受賞したニュースが伝えられた。 「新作?」と私…

スポティファイの水増し再生回数

さまざまな音楽アワードでも選考基準の一要素として使用されることも多いスポティファイでの再生回数。この数字を水増しするために、様々なごまかしが半ば公然と行われている。 昨年12月にダーゲンス・ニュヘテルに掲載された記事(”金で買われた再生回数は…

2019年・マルメのエンタメ10大ニュース

地元の新聞Sydsvenskanに、今年のマルメのエンタメ・トレンド10大ニュースがまとめられていた。これに興味のある人が私以外にもいるのかわからないけど、ちょっと紹介します。 1.イケてるレストランがモッラン(Möllan=Möllevångtorget界隈)から逃げ出す…

ネットから離れる

今年を代表するクリスマスプレゼントには「スマホ隔離ボックス」が選ばれたり、欲しいクリスマスプレゼントには「本」が1位になったり。 swelog.miraioffice.com デジタルから、SNSから離れようとするスウェーデンのトレンドはついにネット界の世界一のイン…

マリー・フレデリクソンの残したもの

12月10日、スウェーデンではノーベル賞の授賞式とその後の晩餐会をすべて生中継していることを去年もブログに書いた。 swelog.miraioffice.com 昨日、私は夕食の準備をしながら授賞式を観て、食事が終わってから晩餐会をみはじめたが、今年はすぐに番組を切…

「2010年代」の映画ベスト10と体力問題

年末も押し迫りあと少しで2020年がやってくる。 今年のニュース、今年スポティファイで一番聴かれた曲など、各種ランキングを見かけるようになった今日この頃。今回の年末年始は「2010年代(とでもいうのだろうか?)」から2020年代への変わり目でもある。 …

Avicii, 12月5日21時、SVT Play

今日の21時、もしもあなたがスウェーデンにいるラッキーな人なら、するべきことは決まっている。あなたがコンサートのチケットを買うことのできた幸運な55,000人の一人ではないのなら、SVT Playにチャンネルを合わせて中継でAviciiのトリビュート・コンサー…

アーティストの死後アルバムとネットで見つけるキャリア

今日は、ちょっと日曜日らしく自分の好きな音楽の話題を。 スウェーデンに引っ越してきてよかったことのひとつに、日本には来日しないような渋め系のミュージシャンのコンサートへ行く機会を得たことがある。 私の好きなヴァン・モリソンはコペンハーゲンと…

「人体」はどこから来たか

スウェーデンのウップサラで「人体の不思議展」が開催されていると知って驚いた。20年以上前に大阪でも開催されていた「人体の不思議展」には私も行ったが、その後、展示されている解剖死体の出所元に関わる問題が指摘され、各地で展示を取りやめたものも多…

アカデミーのスキャンダルと新作オペラ

オペラの新作にはどのような題材が選ばれるであろうか。 私はまったく疎いが、ノーベル賞文学賞の選考機関であるスウェーデン・アカデミーの一連のスキャンダルが、新作オペラの題材になるのはやはりちょっとめずらしいのではないだろうか。 (これがどのよ…

引き上げられない沈没船

スウェーデン、ストックホルム観光にきた人には一番強く勧めたいヴァーサ号博物館。1628年に見事に沈んだ偉大なる失敗作であるヴァーサ号をほぼ完全な形で見ることのできる展示も素晴らしいが、その1隻の船から、多岐にわたる知識を科学、歴史といった様々…