swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

エンタメ・文化・スポーツ

自由な発言を認めないオリンピック委員会

スウェーデンオリンピック委員会(SOC)のペーテル・レイネボー会長が、アテネで行われた欧州オリンピック委員会での不愉快な体験を語っている。会議の冒頭、レイネボーが、スウェーデンも他の北欧諸国も、ロシアとベラルーシからの代表が会議に参加すること…

ヨハン・レンク、デヴィッド・ボウイを指導する

HBOの『チェルノブイリ』や、『ブレイキング・バッド』や『ウォーキング・デッド』でもいくつかのエピソードを監督しているヨハン・レンクがインタビュー番組に出演していて、デヴィット・ボウイの「Black Star」が生まれた背景やまたボウイの最後のミュージ…

誰を優遇? スウェーデンの映画ロケ誘致補助金の中身

有名なところではニュージーランドやオーストラリア、日本でも東京都による海外公開作品のロケハン及びロケ撮影を行う事業者への助成金制度がなどが始まっている。 スウェーデンを舞台にしたスウェーデン映画なのに、ロケ費用がかさむためスウェーデンで撮影…

サブスク離れと、伸びる映画のレンタルと購入市場

伸びる一方だったビジネスに陰りがみえてきて、月額のサブスクリプション料金だけではなく広告付きの低価格プランの提供がささやかれているネットフリックスなどの動画配信企業だが、スウェーデンでは映画の単品レンタル・購入市場が伸びていることをダーゲ…

2022年のイケアミュージアム体験 swelog weekend 68

今週は先日出かけていったエルムフルトにあるイケアミュージアムについて書きました。ここで私が遭遇したまったく新しいミュージアム体験とは? 私たちは12時くらいに到着してすぐにランチしてから展示を周り、そのあとフィーカしてから帰りの電車に乗ったの…

Booktokで本を売る出版社のおじさん

去年、アメリカや英国など英語圏の国で書籍の売上新記録に貢献したTiktokで出現したBooktokというハッシュタグ。 「TikTok」で本を売りまくるティーン姉妹の正体 | The New York Times | 東洋経済オンライン (そして日本でも) 「TikTok売れ」で30年前の実験的S…

走り続ける人たち その2 バックヤードウルトラ

以前ともかく毎日走り続けるRunstreak(ランストリーク)な人たちのことを書いたことがあるが、今日の走り続ける人たちは距離を走り続ける人である。 swelog.miraioffice.com この土曜日にブレーキング地方のカールスハムンで開催されたのは「バックヤードウ…

イングマール・ベリマンの戦争映画 swelog weekend 67

イングマール・ベリマンが唯一社会問題を扱おうとした映画で、また戦争の恐ろしさを戦闘や爆撃のシーンでも表現した彼の作品の中でも異色の『(ベルイマン監督の)恥』が、ウクライナの戦争の影響か、ルンドの映画館で上映されていたので観てきた ということ…

犯罪者とミュージックアワード

スウェーデンのミュージックアワードの一つ音楽出版協会賞(Musikförläggarna)が、今後は「加害者や犯罪者」には賞を授与しないと発表したことで、議論がわき上がっている。 芸術と、その創造者は区別されるべきか、優れた芸術を生み出した人が罪を犯したり…

マイナーな楽器と公立音楽教室の民営化問題

9月の国選選挙を前に、さまざまな特集が組まれるようになってきたが、SVTが各政党により異なる文化政策で、各地方自治体にどのような変化が出てきているかを取材している。 取り上げる地方自治体は、中道右派の穏健党が最大政党で裕福な家庭の多いストックホ…

ホワイトノイズのポッドキャストで月240万円稼ぐ

ポッドキャストは相変わらず人気だが、人々はお話系ポッドキャストに疲れてきたのか、雨や風や森の音、もしくは虫の声のようにも聞こえるホワイトノイズを延々と流し続けるジャンルのポッドキャストを聴く人が増えている。 (ホワイトノイズについてはこちら…

ルーベン・オストルンドと2度めのカンヌ・パルムドール

カンヌ国際映画祭で2度めのパルムドールを受賞したけれど、映画評論家からその価値に値しないなどの声が上がっているルーベン・オストルンドは、その批判をどう受け止めているのか、いくつかのスウェーデンのメディアが取材していた。 現在生後8ヶ月の息子…

映画の著作権とロイヤリティは誰のもの?

アカデミー賞にノミネートされるほどの素晴らしい仕事をして、その後その映画がヒットしてテレビやストリーミングサービスで何度も上映されても、あなたの仕事がメイキャップアーティストならロイヤリティは1円も入ってこない。 2005年から2020年の間にスウ…

ポッドキャスト人気とそのコンテンツへの責任問題

スウェーデンではポッドキャストの人気は常に高かったが、最新のStatistaの調査によると、世界で最もポッドキャストを聴いているのがスウェーデン人。 世界では2年後には5億人が定期的にポッドキャストを聴くようになり、6年後には950億ドルの産業規模になる…

2022年春のルイジアナ美術館 swelog weekend 55

今週はルイジアナ美術館です! コロナ禍を北欧随一の美術館はどう乗り切った? イースター休暇だった先週末に我が家から一番近い外国、デンマークのルイジアナ美術館へ行ってきた。美術館はどうコロナ禍をしのぎ、なにがどう変わったのかと、この北欧2国間…

子どもの足の写真売買と、いつものスローTV

Tik Tok、Instagram、Snapchat、Twitterなどのソーシャルメディアに、足の写真を集めたアカウントや、足の写真の売買についての広告が登場し、子どもたちが400クローナで自分の足の写真を売るように誘われる。そんな奇妙なことが起こっている。 取材に答えて…

エクストリーム・ベビーカー・ラン

昨日開催されたヨーテボリマラソンの予選で、自分の2組の双子、合わせて4人の子どもをベビーカーに載せて10キロ走ったのはハンナ・スコールブラットさん。 これまでギネスブックにはベビーカーに1人、2人、3人そして5人の子どもを乗せて10キロ走った記録が…

増えた子ども向け出版物で目立つボディ・ポジティブ本

昨日発表されたスウェーデンの児童図書に関する統計によると、児童・青少年向けの書籍の出版が3年ぶりに増加し、また本で取り上げられているテーマとしては、自分の体を肯定するボディ・ポジティズムが目立った。 スウェーデン児童図書協会(Sbi)のまとめに…

『HISTORJÁ』とブリッタ・マラカット・ラッバ

先週のこの記事で予告編へのリンクを張った『HISTORJÁ』を観てきた。 swelog.miraioffice.com ”『HISTORJÁ 』というサーミ文化の歴史、そのスウェーデン政府との闘い、そして今は世界的な気候危機によっても脅かされるトナカイの牧畜の闘いに関するドキュメ…

一日60万PVの人気の軍事ネタブログサイト

以前スウェーデン軍の陸上運搬車が盗まれるという事件があった時、コメントを寄せていたディストピア・パラレルワールド小説作家のラーシュ・ヴィルデレング(Lars Wilderäng)と彼のブログを紹介したことがあったが、今回のロシアのウクライナ侵攻以降、そ…

スキー場のジェントリフィケーション

目下、北から南に週替りでスポーツ休暇中のスウェーデン。来週はスウェーデンの南部の学校のスポーツ休暇の週で、私の周りでもスキー旅行にでかけるファミリーもちらほら(コロナか風邪か?、なんからの病気にかかっている家族もまだまだ多いが)。 そんな中…

タケサイクル

ドラえもんのタケコプターはもちろん竹とんぼから命名されたものだと思うが、その実、素材はなんでできているのだろう? 今日ご紹介するのは、スウェーデンのスタートアップEker Bikesの竹でできた自転車、その名も「タケサイクル」(とかいって、この名前は…

18時間のヴァーサロペット100年記念大会中継

毎年3月頭に行われる世界最大のクロスカントリー大会、ヴァーサロペット。 swelog.miraioffice.com 1万6千人もの参加者が90キロと駆け抜ける過酷なレースだが、この週末は初めてのレースから100年という記念の年を祝って、100年前のスキー装備とウェアで90キ…

「ファッキン家父長制」な映画が大賞に!

「この映画が多くの内なる革命に火をつけ、今も私たちを覆うこのクソな家父長制をぶっ壊す勇気を与えることができれば」と、スピーチをしたのは、昨夜のスウェーデンの映画祭で、最優秀作品、監督、脚本を含む5部門で受賞した『クララ・ソラ(Clara Sola) …

催眠映画館

あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… なった? 1月28日からの今年のヨーテボリ映画祭の目玉のひとつが「催眠映画館」。これは観客が映画の開始前に催眠術師から15分ほど…

スウェーデンの出版業界、売上新記録へ

「2020年、スウェーデンで「本」は売れに売れた」と一年ほど前に書いたが、2021年の売上は、それをも超えて過去最高となる見込みとなってきた。 swelog.miraioffice.com 2020年の統計では、デジタル本の販売数が初めて紙の本を上回ったが、2021年は「紙の本…

クリスマスに考える、飢餓と貧困から逃げる人々の話 Utvandrarna

とはいっても、直接的には、今ベラルーシとポーランドの国境の森でひどい状況に置かれている難民の人たちの話ではなくて、今から150年程前にスウェーデンを襲った飢餓と貧困からアメリカに渡った『移民者たち』の話だ。 スウェーデンは、今、移民や難民を多…

『It takes Two』

昨日また日曜の夜という時間にも関わらず「増えるギャング団の暴力、発砲事件にどう対処していくか」について、各政党の担当者間での2時間にわたるディベート番組をSVTが放送していて、こちらの件についても書きたいことがたくさんあるが、月曜日の早朝から…

男のmetoo・アイスホッケー界の闇

swelog weekend nr 33 〈今週のトピック〉 男のmetoo・アイスホッケー界の闇〈今週のブログ記事〉 クリスマスにむけてコロナはどうなる〈今週のスウェ推し〉 古い車体にモダンな内装・新X2000 swelog.theletter.jp 今週は、マッチョな文化で虐待や暴行が横行…

ヨーテボリがユネスコ文学都市に

ユネスコは2004年から「創造都市ネットワーク」を設立し、世界の都市を文学、映画、デザインなどの7分野に分けて認定することで、都市間でパートナシップを結び文化産業の強化による都市の活性化や文化多様性への理解増進を図っているが、この度ヨーテボリが…

© Hiromi Blomberg 2022