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コロナとファッション消費

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スウェーデンの商業業界団体Svensk Handelの調べによると、2020年3月から10月にかけて衣類の販売は、前年比で17%減少、また靴類は同期比で30%減少した。スウェーデンのチェーンストアの一つIndiskaは、SVTのインタビューに答え、売上が20%減少したと話している。

シャルマース大学が国際協力体制のもと2020年にまとめた研究結果によると、20年前の2000年頃と比べて世界の衣類の生産量は約2倍に増えている。Snabbmode har enorm miljöpåverkan | Chalmers

国連のUnctadの調査は、ファッション業界の排出する温室効果ガスは航空業界と海運由来のものよりも多いと指摘する。衣類による気候温暖化への影響の80%は生産されることからでるとの研究レポートもあるが、生産量(ひいてはファストファションで廃棄される量)を減らすことが大切だ。

一方、バングラデシュではコロナ禍の影響で、昨年3月末には衣類工場で働く100万人が失業した。世界中のファッションチェーンが一斉に生産をキャンセルしたからだ。

コロナが収まればファッションの消費傾向はまた元に戻るだろう、というのがファッション業界と気候温暖化の関連性の研究者たちの読みだが、コロナの後でもファストファッション系の衣類を買わないことを意識すると、私たちひとりひとり、この流れを元にもどさない力をもっている。まずはその自覚から。

衣類の劇的な消費量現象は気候問題にポジティブな変化

 

ファッションと気候温暖化問題に関してのスウェーデンでの傾向について、コロナ前にまとめたこちらの記事もよければどうぞ。この記事はよく読まれています。

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© Hiromi Blomberg 2021