デンマークの公共放送DRの驚きの子供向け番組を紹介してからまだ日が浅いけど、今日も再び物議を呼ぶDRの子供向け番組の話を。今回は世界一長いペニスを持った男性が主人公のアニメ番組だ。(以前紹介した番組はこちら。スッポンポンの大人がでテレビで教える人間の体 - swelog)
世界一長いペニスを持つJohn Dillermanが主人公のアニメ番組は4歳から8歳の子どもを対象としている。その長いペニスを使えばできないことはないというアニメの主題歌にある通り、Johnは自分のペニスを犬のリード紐として代用したり、お隣さんが旗を掲揚する際に貸してあげたり、時にはJohnのコントロールが効かないところで、彼のペニスが勝手に子どものアイスクリームを奪ったりするらしい。
番組のFacebookページには「子どもは大喜びで見ている、これに変な意味付けをするのは大人だけ」とポジティブなものから、「子どもには二度とDRの子供番組を見せない」「DRは児童ポルノを助長している」という猛反対の意見まで様々な意見が並ぶ。
DRの番組責任者によればシリーズは20話完結で、当初の予定通りこれからも地上波とストリーミングサービスで全話放送される予定だ。
突き抜けているのは責任者のコメントで、DRは内容に関して満足しているとインタビューに答えている。おそらく番組の内容は物議を醸し出すことはわかっていただろうが、それでも熟考の上、妥当であると思ったなら忖度などせず自信を持って発信するというこの姿勢は、とても学ぶところがあるように思う。(この番組を自分の知っている小さな子どもに見せたいかどうか、という話はまた別だが、下記のリンク先の記事にある動画クリップを見る限りは、ペニスはいやらしいものとして描かれている感じはまったくなく、どちらかというとしっぽのように見える)
それにしても、DRの予算と人員が大幅に削減されるというニュースを聞いてから、その動向を密かに心配していたのだが、そんなことなど関係なく(いや、やけっぱちなのか?) DRはものすごくガンガン行っている。この先もどこまでも突き抜けて進むのだろうか?(人員大幅削減についてはこちら・公共放送と自己メディア - swelog )