swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

新型コロナウイルス

政府を監査

政府を批判するのは野党の役割かと思っていたら、スウェーデン議会には憲法委員会(KU: Riksdagens konstitutionsutskott)という監査機関があって、政府の実施した政策や振る舞いを監査し、それが憲法やその他の行政法に適合したものであるかに関する報告書…

高齢者向け施設の機能不全

非常事態であったことを考慮しても、コロナ禍のスウェーデンの高齢者向け施設で提供されていたサービスの質はひどいものであった。 これは、高齢者向け特別住宅やその他各種のサービスがコロナ禍でどのように機能していたかを医療福祉監査庁(IVO, Inspektio…

東京オリンピック、「フルの観客」のニュース

国内外で大変なことばかり起こっているので、スウェーデンでは日本に関するニュースはほとんどみかけないが、昨日は東京都の小池知事がフルの観客でのオリンピックは可能であると発言したことがニュースになっていた。 小池知事は「ベストなシナリオでは世界…

飛行機に乗りたい

昨日は首相から国民へのお話があったり(「不要不急なこと以外はすべて取りやめ、キャンセルし、延期して」)、公衆衛生庁のカールソン長官が「ワクチンの副作用はないとは言いきれない」と話したり、またスウェーデンがOECDからコロナ対策に関する最低の成…

閉まるスカンセン

129年の長きに渡り営業を続けてきたストックホルムの野外博物館スカンセンは、11月27日から営業を一時停止する。 毎年楽しみにしている人の多い有名なクリスマス・マーケットも開催されず、営業停止は今のところ春先ぐらいまで続く見込みだ。厳しくなった政…

子どもの長期コロナ感染症

「長期コロナ感染症」や「子どもの新型コロナウイルス感染」についてはこれまでも耳にしてきたが、この度カロリンスカ研究所のヨナス・ルッドヴィグソン小児科医がまとめたのは「子どもの長期コロナ感染症」だ。 何ヶ月もの間、疲労感や喉の痛み、息切れなど…

PCR検査の現在・過去・未来

これまでに300万件のPCR検査が行われ、16万人の新型コロナウイルス感染が確認されたスウェーデン。先週は一週間で26万件のPCR検査が実施され、これまでの最高記録となった。 これは春には一日に200件の検査を処理していたダーラナのファールン広域病院にとっ…

心弾まないクリスマス

スウェーデンで他の地方に先駆けてこの秋一番最初に「同居の家族以外の人との接触をさける」などの行動規制要請がでていたウプサラ、スコーネで、その地方別の勧告が12月13日まで延長されることが昨日発表された。 公衆衛生庁は、それ以降はクリスマスとなり…

「8人」とは?

新型コロナウイルスの感染が急拡大するのに、春先と同じようにはならない人々の行動変容にしびれを切らしたスウェーデン政府が昨日発表したのは「8人を超える公共の集まりの禁止」だ。昨日の記者会見でロベーン首相が11月24日からの禁止の発令に向けて手続…

公衆衛生庁の相反するメッセージで起こらない行動変容

スウェーデン政府と公衆衛生庁はこの秋の第2波に際してコロナ関連の情報伝達に失敗した、という議論がスウェーデン議会・社会委員会で交わされている。感染の拡大局面前に行動制限を緩和する発表も行い、国民を混乱させたというものだ。 現在はスウェーデン…

コロナと隣国。ノルウェーからの「コロナ恥」差別

「ノルウェーで今起こっている事態に心を痛めている」と、昨日スウェーデン公共ラジオのインタビューに答えたのはノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相。 コロナ禍の今、ノルウェーに住むスウェーデン人や毎日ノルウェーに通勤しているスウェーデン人に向けら…

「また死者は増える」を深刻に受け止めて

「アメリカの人たち、こんなに騒いでいても大丈夫かなぁ」とか余計なお世話をしていたら、スウェーデンの新型コロナウイルスも「え、ちょっとこれ、大変」な感じになってきた。 昨日発表された数字をいくつかあげると、今スウェーデンで新型コロナウイルスで…

クリスマスディナー中止、でさらなる苦境の飲食業界

どうしてどの年中行事でもミートボールとかニシンの酢漬けとか同じような料理しか出てこないの! と毒づいていた私も、いつのまにか「でもクリスマスのハムはクリスマスしか食べないし」と、いつしか心待ちにするようになったクリスマスのディナー。 アフタ…

コロナを記録し、対策をきちんと評価する仕事

スウェーデン言語民族研究所は、スウェーデンの言語、方言や民族伝統、無形の文化遺産に関する知識の集積とその研究そしてその伝承を司る国家機関だ。 Institutet för språk och folkminnen - Institutet för språk och folkminnen 例えば今であれば、新型コ…

スウェーデン人はなぜテグネルを信頼するのか

昨日書いたように、新型コロナの感染拡大により、国民の半数以上がやわらかなロックダウン状態で暮らすことを勧告されたスウェーデン。昨日はショッピングセンターなどは相変わらず結構な人出だったようだが、これからきっと徐々に社会的活動は抑えられてい…

コロナの時間差とやわらかなロックダウン

10日ほど前に、どうしてウプサラだけ…(何がウプサラを変えたのか?)とか言っていたら、コロナの感染はあっという間にスウェーデンの他の大都市圏でも拡大した。 この月曜日に夫から「同僚の娘さん(10代)がコロナに感染したので、その同居家族である同僚…

抱きしめてもいいなんて

昨日、スウェーデンの公衆衛生庁から発表されたのは、70歳以上の高齢者に出されていた行動制限要請が撤廃されること。3月以来現在に至るまで、できるだけ社会的接触を避けるように要請されてきた高齢者も、今後はすべての人に向けた行動規範だけに従うこと…

何がウプサラを変えたのか?

昨日の夜、パリに住む友人と久しぶりに話したら、生活環境が思っていた以上に違っていて驚いた。パリでは、ジムもやってない、6人までしか集まれない。外出時はもちろんマスクだし、夜9時以降は外出しちゃいけない、などなど。生活はあらゆる側面で制限され…

2022年のワクチン

昨日、世界保健機関(WHO)の主任科学者ソミヤ・スワミナサンが「健康な若い人はワクチンを2022年まで待たなくてはならないかもしれない」と述べたことを受けて、スウェーデンの新型コロナウイルス・ワクチン計画の責任者であるリカルド・ベリストロームへの…

集中治療室から始まるCovid-19患者のリハビリ

ヨーテボリのサルグレンスカ大学病院では、新型コロナウイルスで集中治療室にいる患者にも理学療法士によるリハビリテーションを行っていると、昨日SVTで紹介されていた。 例えば、麻酔下の患者であってもベッド上で使用できる自転車(足漕ぎ運動装置)を使…

信頼を築いた、質問がなくなるまでやる定例記者会見

今年の3月以降、公衆衛生庁と関係省庁が合同で開催してきた新型コロナウイルス対策に関する定例記者会見が昨日で100回目を迎えた。当初は連日、現在は毎週火曜日と木曜日の14時に開催され、SVTで中継されてきたこの記者会見が持つ意味はとても大きい、とヨ…

ちょっと疲れてきたけど、あと1年は続きそうなコロナ生活

昨夜のニュースに出演していた公衆衛生庁長官のヨハン・カールソンは、今のコロナで行動制限のある生活はあと1年ほどは続くだろうと話す。 人ともあまり会わない、旅行やイベントにもあまり出かけない、この代わり映えのしない生活も悪くはないが、こうして…

スウェーデンの固形石鹸

「北欧唯一の石鹸工場」と記事にある、ヘルシンボリのVictoria Soapが好調だ。コロナ禍できちんと手洗うことがみんなの生活に組み込まれたという要因もあるが、実はその少し前から気候問題に感心のある若い人たちの間で固形石鹸の人気が高まっていたからだ。…

家族ごと隔離

死者数や集中治療室にいる患者の数は低い水準で抑えられているものの、新型コロナウイルス感染者の数は夏と比べて増加傾向にあるスウェーデン。昨日公衆衛生庁が発表したのは家族の中に感染者がいることがわかった場合は、同居の大人もその後7日間は自宅で…

ロジックのないコロナ規制緩和

いえ、これは日本の「Go Toキャンペーン」のことではなくて、昨日スウェーデンで発表されたスポーツやコンサートなど文化イベントでの人数制限緩和のこと。3月中旬以降これまで最大人数は50人とされていたのが、この10月15日からは、観客の間で安全な距離が…

犬だけじゃない、新型コロナの新しい検査方法

フィンランドのヘルシンキの空港で始まったのは、麻薬犬ならぬ「コロナ犬」による、新型コロナウイルス感染者の摘発、じゃないな、判定実験。 このニュースは配信社からも出て日本でも報道されていたようなので、昨日見かけた人も多かったのでは? コロナ犬…

そしてどうなった? 大学での感染拡大調査

ウメオ大学で新学年スタートに合わせて実施されたキャンパスでの感染拡大状況を把握するための2万人を対象とした壮大な調査(実験?)。この度、感染拡大はほとんど見られなかったという結果がまとまった。 (どんな調査だったかはこちらをどうぞ) 大学生…

『老人と冬』

3月から半年近くに渡って実施されていた高齢者向け住宅への面会禁止が解かれることになった。長らく自分の伴侶にも会うことができなかった人たちは、今週公衆衛生庁から出たこの方針の変更を歓迎している。 スウェーデンで残念なことに多くの新型コロナウイ…

24%のリモートワークの13%

SVTの報道によるとコロナ禍の今、スウェーデンでリモートで働いている人は24%。ストックホルムだけに限るとその割合は40%だ。そして、アメリカで行われた調査によるとリモートワークを行った場合、生産性は13%向上するという。 これ以外の詳しい情報はで…

ルンドの「自転車・イン」PCR検査

この5月くらいだっただろうか? 隣国デンマークで始まった「ドライブ・イン」のPCR検査のニュースを見た時は、スウェーデンではなかなか進まない検査の浸透状況と、かなり差があるなぁと思ったものだった。 それが今では、スウェーデン南部のスコーネ地方だ…