swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

新型コロナウイルス

とれないパスポート、泳げない子ども

人々の気持ちが急速に「コロナ明け」の生活に向き始めているのだろう、夏休みに外国へ旅行に行くことや、子どもを夏季休暇中の活動に参加させたりすることを考え始める人が増えたことによる影響がでてきている。 パスポートは 今、申請をしても地域によって…

妊婦とワクチン

昨日の朝、テレビのニュースにカロリンスカ大学病院のカーリン・ペッテルソン上級医師が出演して、妊婦と新型コロナのワクチン接種に関する様々な質問に答えていた。 ワクチン接種と妊婦に関する一番多い質問は、やはり、妊婦がワクチン接種をした場合、胎児…

2021年6月1日にできること

先週の木曜日にスウェーデン政府が発表した、これから5段階にわけてコロナ関連規制を緩和していく計画。最初のステップは本日、6月1日から適応される。 ステップ1 ・映画館、劇場など屋内のイベントでは50名まで収容可能 ・スポーツ、文化などの屋外イベ…

ニュースをゲームやクイズにするこの傾向は?

コロナが「アルコール消費量」、「離婚件数」、「確認されたインフルエンザ患者数」、「一戸建て住宅価格」と「Eコマースの売上高」をどう変えたかを、自分でインタラクティブに予想して学べる、凝ったインフォグラフィックのページをSVTが公開している。 ww…

コロナ検査の不備でスウェーデンに入国できない人はどうなるか?

スウェーデンが要求する入国に必要なPCR検査の要件などを満たさないままアーランダ空港に到着してしまった人は、やってきた国に追い返される。もと来た国に戻る便に乗れるまでは空港のトランジットホールで待機することになる。 ストックホルムのアーランダ…

どこまでも続くコロナ記者会見

先週末まで約5週間ほど日本にいた際には、スウェーデンのニュースはサイトで読むかそこにあげられている短いニュースクリップを見る程度。ましてや以前はちょくちょく見ていたコロナ関係省庁が共同で行っている定例記者会見などはまったく見ていなかった。 …

PCR検査、コロナ検査の個人の値段、国の費用

今回のスウェーデン↔日本間の渡航(デンマーク、オランダ経由)の渡航に際して、自費で行ったPCR検査の費用は、スウェーデンのマルメで受けたものが1950クローナ(約26,000円)、そして来週のスウェーデンへの帰国に合わせて今、京都のクリニックへ予約した…

コロナ世代の高学歴で、影に隠れる若年層失業率

スウェーデンで2020年の初夏に高校を卒業した「コロナ世代(coronakullen・coronastudenter)」と名付けられた若者たちは、卒業後に仕事を見つけることが難しく、総合大学や専門単科大学で学業を続ける人が多かったことが、統計結果からも顕著に現れた。 2020…

変異株のためのブースター・ワクチン

スウェーデンの公衆衛生庁の予防接種部門の責任者ソーレン・アンデションによると、新型コロナウイルスで今感染の広まっている変異種への対応策として、追加のワクチン接種が必要になる可能性がある。 ワクチン開発に関わる製薬企業が目下開発を進めている変…

ワクチン接種予約のデジタル・デバイド

高齢者でも、スマホやスマホアプリを難なく使いこなす人が多いスウェーデンでも対象者が80歳台、90歳代となってくるとやはりデジタル化率は低くなる。 目下進行中の新型コロナのワクチン接種の予約は、スウェーデンで広く普及しているBank−IDという個人認証…

ワクチン後の世界

日本に入国後、隔離施設(ホテル)で、部屋から一歩も出ることのできない3日間を過ごした後、実家に移動して、さらに11日間の隔離生活をおくっている私。 窓の外には気持ちよさそうな新緑が広がっているが、外出は我慢しなければならない。この一週間で3回…

運動が抑えるCovid-19の重症化リスク

運動をしていない人が新型コロナウイルスに罹患すると、重症化や集中治療室での治療、また死亡する確率が高くなることがこの程まとめられた研究でわかった。 カロリンスカ大学病院の肥満研究センターのイルバ・トロッレ・ラーゲロス上級医師が言及したのは、…

コロナ禍とこれからの私たちの旅行

スウェーデンのルンドからコペンハーゲン・カストロップ空港、オランダ・アムステルダムを経由して昨日無事、大阪の関西空港に着き、そこから国が手配してくれたバスで移動して、今、新大阪駅近くの隔離待機施設にいる。これから木曜日の午後までこの施設で…

ワクチン・フィッシング

コロナ生活を送るようになってから、毎日朝か昼には日本の母と姉と、そして夜の7時からはマルメ郊外の大きな家に一人で住む義母とビデオ会話で話すようになった。 社交的で活動的、以前は毎日ジムやら美術館やら読書会やらと忙しい日々を送っていた義母は、…

西アフリカ熱帯雨林での種の絶滅が次のパンデミックに直結か?

種の絶滅は、これまでは自然保護の観点から語られることが多かったが、これからは人間の健康に直結する問題となる。 スウェーデンの公共テレビ局SVTの気候危機問題解説員エリカ・ベェルストロームは、人の感染症の3分の2は他の動物からのものだと説明する…

コロナ禍における世界の、そしてスウェーデンでの男女格差

女性の権利に関する国際的な会議である「第65回国連女性の地位委員会」が先週閉幕を迎えた。 スウェーデンの元ジェンダー平等担当大臣で、現在は国連の女性の権利部会の副代表として働くオーサ・レグネルが、委員会で議論された女性が置かれた危機的な状況を…

コロナが露呈したスウェーデンにおける医療と健康の不平等

スウェーデンは医療の機会と健康が国民の間に平等に行き渡ることを目指しているのに、新型コロナウイルスのこれまでの死亡者特性を分析したところ、その目標は達成されていないことが明らかになった。 調査はスウェーデン最大手の新聞ダーゲンス・ニュヘテル…

増える子どもと若者のコロナ感染

イギリスからの変異種が新規のコロナ感染者の過半数を占めるようになったスウェーデンで、子どもや若者の間への感染が増えている。広がる感染にリモート学習に移行した小学校低学年のクラスもあるが、小さな子どもたちへのリモート学習は難しいと、SVTの取材…

女性に顕著なコロナ禍の運動不足

コロナの第二波の真っ只中だった昨年12月中旬に行われた調査では、スウェーデンではパンデミックで人々の運動量は減っており、それは特に女性において顕著だということがわかった。 メーラールダーレン大学が実施したのは、1000人を対象にした運動量に関する…

コロナ禍の医療従事者を称えるボーナスに激しい地方差

大変な仕事をやり遂げた時は、それをみてくれていた人からありがとうと言われるととても嬉しいものだが、もう一年以上も緊迫したコロナ禍の中働き続ける医療従事者は、その仕事に見合うお礼を報酬の形でも得ることができているのだろうか? スウェーデンで、…

オリンピック選手のやる気問題

昨日は多くの人が東日本大震災10年に思いを馳せただろう。スウェーデンでもニュースで10年前を振り返ったり、今も海底にご遺族を探し続ける方のルポルタージュを紹介していたりした。 そして昨日は、スウェーデンで初めて新型コロナウイルスで亡くなった人が…

花粉症シーズンは一年中に、そしてコロナと花粉

花粉アレルギーに悩む人には恐怖の宣告? 昨日のニュースで聞いたのは、今年は花粉アレルギーの人にはつらい年になりそうだということと、気候温暖化の影響で花粉のシーズンはどんどん長く「通年」といってもよい期間をさすことになってきていること、さらに…

「第三波をTsunamiにしないために」

と、昨日夜のニュース番組で発言したのは野党・中央党党首のアニー・ローフ。 クリスマス前後からのコロナの第二波が収まりきらないうちに再度感染拡大の兆しをみせている今の状況をコントロールするために、2、3週間をめどにショッピングセンターやレストラ…

ストックホルムの無責任なデモで思い出す、ルンドの「パルメの人」

パンデミック法により、目下スウェーデンでは8名以上で集まることは禁止されているのに、昨日の土曜日の午後14時ごろから、ストックホルム中心部で一時300名から500名ともされる人が集まるデモがあった。しかし集まった人たちが持ったプラカードに書かれたこ…

フードコート個食規制

IKEAと言えば、家族みんなで行って思いっきり好きなものを食べてもお財布に優しい人気のレストラン。そんなレストランでの食事も、今日からはひとりぼっちで食べることになる。 本日3月1日から始まるのは、IKEAのレストランやショッピングセンターといった独…

決まりきった(つまらない)日常が救う、コロナの中のメンタルヘルス

コロナ禍で人々の精神状態がどう変わったかについて、世界で行われた10程度の異なる研究結果をスウェーデンの公衆衛生庁がまとめてレポートとして発表している。 Covid-19-pandemin och befolkningens psykiska hälsa – vad indikerar longitudinella studie…

コロナと2020年のスウェーデン経済

急速に広がったコロナ禍の不安の只中で「第二次世界大戦時以来の経済危機となる」との見方が優勢であったのが、昨年4月。当時、スウェーデンではGDPはマイナス10%程度の成長率となるのではと多くの経済評論家が考えていたが、実際に2020 年の統計結果がま…

変異種とワクチン

スウェーデンでは、2月19日までに一度でもワクチンの接種を受けた人は約40万人。2度の接種を終えた人は19万人弱となっていて、新型コロナウイルスへのワクチン接種が進んでいるが、同時に変異したウイルス感染も広がってきている。 せっかく進めているワクチ…

殺害脅迫を受ける官僚、悪意にさらされる科学ジャーナリスト

普段でさえちょっと憂鬱そうなヨハン・カールソン公衆衛生庁長官の顔がさらに歪んだ写真の横に「殺害脅迫」という文字が並んでいる記事を朝一番に目にして、おもわず「ひどい」と声を上げた。 SVTの取材によると、公衆衛生庁、特にアンデシュ・テグネルやカ…

スウェーデンの学術の危機問題

ブログを始める前は、スウェーデンと日本ではニュースになるような問題はちょっと異なっているのではないか、となんとなく考えていた。今、2年半以上毎日ニュースを取り上げてきて、問題の表層となって出てくるものは異なるとは言え、その本質はあまり変わり…

© Hiromi Blomberg 2021