swelog ここだけのスウェーデンのニュース

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

環境・気候危機

スウェーデンの洋上風力発電パークにゴーサイン swelog weekend 59

本日購読者の皆さまのお手元に届いたのは、超大型洋上風力発電パーク計画に関する記事です。デンマークとドイツとスウェーデンの中間にある浅瀬に、すでにドイツとデンマークは大型発電パークを建設して稼働させていましたが、この度やっとスウェーデンも建…

5枚に1枚のステーキをやめれば、気候変動対策に大きな変化

気候変動対策として肉食をやめる決心のつかない人も、食べている牛肉を5回に1回植物性たんぱくの代替品に変えるだけでも、温室効果ガスの削減に大きな変化をもたらすということが新しい研究で明らかになった。 これはNature誌に掲載されたドイツの研究者によ…

スウェーデン大手電力会社は小型原子炉SMR導入を前向きに検討

出力が従来型原発の3分の1から4分の1に満たない「小型原子炉SMR」。安全性に優れ、工期が短く、これからの脱炭素社会への鍵を握ると期待され、多くの国で開発が進んでいる。先日は日立製作所とGEの合弁会社がカナダで生産を受注した。 日立製作所とゼネラル…

大手スーパーは食品ロス半減の早期達成を目指す

スウェーデンの5つの大手スーパーは、国連の持続可能な開発目標から5年早く、2025年までに食品廃棄物量の半減を目指している。 ストックホルムのハーガスターデンにあるCoopでは、賞味期限が切れそうな食品で惣菜をつくって売るだけではなく、レストランも…

戦争の影の気候危機 swelog weekend 53

本日配信したニュースレターでは、IPCCの最新の報告書とスウェーデンの関係について取り上げています。 swelog.theletter.jp 「swelog weekend」はスウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるswelogのブロムベリひろみがお届けするニュースレターです。一週…

『HISTORJÁ』とブリッタ・マラカット・ラッバ

先週のこの記事で予告編へのリンクを張った『HISTORJÁ』を観てきた。 swelog.miraioffice.com ”『HISTORJÁ 』というサーミ文化の歴史、そのスウェーデン政府との闘い、そして今は世界的な気候危機によっても脅かされるトナカイの牧畜の闘いに関するドキュメ…

グレタ・トゥーンベリと今の世界

アフトンブラーデット紙のコラムニストが、昨日のストックホルムの世界気候アクション、FridaysForFuture(未来のための金曜日)のデモについて書いていた。 スウェーデンの国会議事堂前から出発したこのデモにグレタと一緒参加した人は約2500人。2019年9月…

「スウェーデンは自然に対して戦争を仕掛け続けている」

「スウェーデンは環境と人権におけるリーダーであるように振る舞っているが、国内では先住民の権利を侵害し、自然への戦争を仕掛け続けている。世界はこのことを忘れることはないだろう」とツイートしたのは、グレタ・トゥーンベリ。 Sweden today confirmed…

グリーンな出張特化旅行代理店

スタートアップ企業のAllihop Travelは、これからの出張のあり方を根本から変えたいと考えている。Allihopが提供するのは、鉄道、バス、カーシェアリングや自転車などの予約サービスで、航空券やレンタカーは扱わない。 出張の移動手段といえばこれまで飛行…

広告オンブズマンが監視する「グリーンウォッシュ」

ここ数年で、食品の容器もまた表記も気候危機への配慮が感じられるものや、謳ったものがずいぶん増えた。ポテトチップスがやめられない私は、最近の袋には「従来の包装と比べてCO2を50%削減」などの表記に気がつくことになる。このポテチ袋の言及には問題は…

インターネットで街を暖める

一年ほど前のブログでは、世界中のデータセンターで消費されるエネルギーの総量は発電量全体の1〜2%を占めると推定されており、2030年までには4%近くにまであがる見込みと書いたけれど、今朝読んだ記事では、世界には900万のサーバーホールがあり、その…

若者たちへの気候不安対処セラピー

これだけ気候危機への対処が必要なことが明らかとなっている今でも、平気な顔でこれまで通りの生活を続ける人もいれば、不安に押しつぶされそうになりながら暮らしている人もいる。 後者は特に若者に多く、昨年オーストラリア、ブラジル、フィンランド、アメ…

魚農場 swelog weekend 42

swelog weekend nr 42 〈今週のトピック〉 魚農場〈今週のブログ記事〉 電気料金高騰、我が家の場合〈今週のスウェ推し〉 優れものスウェーデン語学習教材 swelog.theletter.jp 今週は農場で魚を育てるお話です。 気候危機に対応するために、肉にかわるタン…

公共調達でCO2削減を swelog weekend 41

swelog weekend nr 41 〈今週のトピック〉 公共調達でCO2削減を〈今週のブログ記事〉 みんなコロナに〈今週のスウェ推し〉 自然な歯の色 swelog.theletter.jp 今週は今年考えたい新しいダイエット目標について。 新しい年、新しい目標。2022年は、自分の体重…

大企業経営者のための気候変動学校

ストックホルム・レジリエンスセンターは大企業の経営幹部のみを対象とした気候変動に関するトレーニングを提供している。 2018年以降、これまでに約60名が参加したこのコースに参加できるのは、ボルボやH&M、ElecroluxにInvestorといった大企業のCEOと会長…

価値あるウクライナの自然林からの木材がIKEAの家具に

土曜日の朝は、スウェーデン最大のニュースサイトでタブロイド紙のアフトンブラーデットからニュースをひとつ選ぼうと決めてから、週末の朝も早起きがちょっと楽しみに。普段は読まないゴシップやスポーツの話題が満載。今週は「人気の各種包丁の商品評価」…

スウェーデンの風力発電推進の鍵を握る中国マネー

中国はグリーンエネルギーで世界をリードすることを誓い、スウェーデンは世界で最初のカーボン・ニュートラルな国の一つとなることを目指す。そんな両国の思惑が重なり合い、今スウェーデン最北部で着々と建設されているヨーロッパ最大規模の風力発電パーク…

2.7度から1.9度へ

「私たちは危険に満ちているが壊滅的ではない未来に向かって進んでいる」とは、COP26が閉幕した後のヨハン・ロックストロームの言葉。 今回の気候サミットでの結果は成功とも失敗とも言えないと彼は言う。今回の取り決めに各国が忠実に従うならば、危機は至…

ロックストロームとグレタのブラーブラー合唱隊

COP26も2週目。グレタ・トゥーンベリは「ごまかしの祭典」と強烈な批判を繰り返しているが、開催前には「気候サミットはグレタが言うように”30年に渡り「bla,bla,bla」と大人が空虚な言葉を口にするだけの会議”ではない」とグレタの気候サミット批判に異を唱…

滑走路糊付け事件とパンベンチ事件

日曜日にスウェーデンの7つの空港でExtinction Rebellion Swedenによるゲリラ的な抗議活動が展開され、ストックホルムのアーランダ空港などで飛行機の運行が遅れ、16人が逮捕されるという事件があった。 気候危機に対するラディカルな抗議活動を続けるExtinc…

グレタの意見に賛成しないヨハン・ロックストローム

昨日のブログでタブロイド紙のアフトンブラーデットの記事も読んだ方がいいのではないかと書いたので、今朝はさっそく「スウェーデン最大のニュースサイト」であるhttps://www.aftonbladet.se/を見に行ってみたら、すぐに興味深いインタビュー記事を発見。 …

スウェーデンでさえ達成できない2045年までのネットゼロ

スウェーデンでは昨日の夜に限らず、よく日曜日の夜に政治討論番組をやっている。いつも思うのだがダラダラしたくないのかな、この人たち。みんなが家にてダラダラしている時間で、多く人に見てもらえる可能性があるからやるんでしょうけど。 ともかく、昨日…

右派左派超えた気候同盟の「15の気候要求」 swelog weekend

swelog weekend nr 27 〈今週のトピック〉 右派左派超えた気候同盟の「15の気候要求」〈今週のブログ記事〉 盛り上がる気候危機関連報道〈今週のスウェ推し〉 Iittala Vintage Service 今週のswelog weekendは、右や左といったイデオロギーの前にまず気候危…

気候温暖化で北欧にやってくる昆虫や感染症による新たな健康リスク

気候危機による身の危険というと、この夏のドイツやベルギーを襲った大雨や浸水のことなどがすぐに頭に浮かぶが、スウェーデンに住む私たちにも、気候が温暖化したことにより、もっと身近なところで危険が身に迫ってきている。 それは、巨大なマダニや毒を持…

気候危機の前では、右だの左だの言ってる場合じゃない

「今の政治がやっていることは遅すぎるし、十分ではない」と右派、左派の著名論客が、気候危機の前でイデオロギーを超えて手を組む「気候同盟」を設立し、今期の国会に要求を突きつけた。 気候同盟の発起人として名を連ねるのは、元左党、女性党党首のグッド…

地産地消チャレンジ

9月の一ヶ月間、半径250キロ以内で採れたものしか食べない「地産地消チャレンジ」に挑戦しているカップルをニュースが取り上げていた。 スモーランド地方に住むヨンナさんとダニエルさんの二人は、この試みの環境への影響や、日常生活の中での実行可能性、ま…

「グレタ効果」はなぜドイツの緑の党で起こって、スウェーデンでは起こらないのか

9月26日のドイツ連邦議会選挙を前に、そして本日9月24日の「世界気候アクション」を前に、グレタ・トゥーンベリの行動がドイツで特に若者に幅広く支持され、ドイツの政党支持率の変化に与えたのと同様のことが、なぜスウェーデンでは起こらないのか、という…

脱化石燃料で健康に、健康になると脱炭素へ

11月にグラスゴーで開催される国連気候サミット(COP26)にむけての記事だが、ダーゲンス・ニュヘテルの「健康」カテゴリーで面白い記事が掲載されていた。 英国の著名な気候変動と公衆衛生の研究者であるアンドリュー・ヘインズ(Andrew Haines)教授は、「…

コロナの後の飛び恥はどこへ?

「もう我慢できなくて夏は、ローマにいっちゃった」との知人の告白(懺悔?)を耳にしたと思ったら、スーパーの会員誌と一緒に冬休み向けのチャーター旅行のカタログが送られてきた。表紙には「飛行機、ホテル、その他の移動手段においてカーボンオフセット…

スウェーデンのメディアは気候危機問題を今、どう伝えているか

スウェーデンの主要ニュースメディアは、11月にグラスゴーで開催される国連気候サミット(COP26)に向けて、この秋の気候危機に関する報道体制を強化している。また気候に関する報道はよく読まれており、メディアの売上も伸ばしているとスウェーデンのジャー…

© Hiromi Blomberg 2022