世の中の雰囲気なんて、短い期間にすっかり変わってしまうのだな、スウェーデンってこんな国だったっけ?と昨夜のニュースを見ていて思う。
昨日、国王や皇太子も同席し開催された「国民と国防」会議での取材では、野党の社会民主党党首のマルガレータ・アンデションが「ウクライナ向けの砲弾をより多く生産できるように、防衛産業を国が支援すべきだ」と発言し、政府は現在47歳までになっている有事徴兵の年齢制限を引き上げ、より多くの人を徴兵できるように法案改正を提案する予定だと明らかにした。弾薬の生産増強に関しては、実は政府はすでにEUに資金援助を申請しているのだという。
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最北部では気温がマイナス40度を下回るなど、年明けは猛烈な寒波で開けたスウェーデンだが、長期に渡る大きな気候の変動をみると、今スウェーデンを襲っている寒波は50年前ならもっと寒くなっていた可能性があり、今一時的にとても冷えていることと全体的な温暖化減少は矛盾しないのだと気候学者は説明する。
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そしてこんな寒さの中でもテスラでのストは続いており、マイナス27度の中、スト要員として、ウメオで4時間のシフトを終えたウルフさんへのインタビューを読んだ。寒さに対抗するため、重ね着するのに20分くらいかかるそうだが、いくら寒くてもこれは社会全体にとって重要な問題なので、闘志は燃え上がっており極寒の中外に立つこともまったく問題ないと話す。
2024年はきっとこんな感じで流れていくのか。同じマグダレーナ・アンデションが「スウェーデンのNATO加盟はヨーロッパの安全保障を不安定にする」と言っていたのはそんなに昔の話じゃないんだけどな。
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