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誇大食品パッケージ

 

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あと1時間もすれば国会での首相信任投票がはじまり、4ヶ月以上の空白の時間を経てようやく社会民主党のステファン・ロベーンがスウェーデンの今期首相として選出される見込みだ。

こうなってみると、今回の選挙で17%も得票したにも関わらず、組閣の議論に終始一貫して蚊帳の外に置かれてしまったスウェーデン民主党への支持が、4年後の選挙でどうなるのかはやくも不安になってきた。

でも私達は目の前の一歩に集中することできたる未来に影響を与えることができるのだから、不安はコントロールしつつ、やれることを淡々とやっていこう。

規制と消費者の勘違いのギリギリラインをつくパッケージ

さて、パッケージの巧妙な売り文句に騙されて食品を購入してしまった経験はないだろうか?それとも騙されていることに気が付かず、今もせっせと買っている?

スウェーデンでは”本物の商品 (Äkta Vara)"という消費者団体が、そんなちょっと嘘つきな食品パッケージを毎年選出して「誇大食品パッケージ大賞」を勝手に授与している。

今年ファイナリストとして選ばれたのは以下の5つの食品。現在こちらのページから大賞への投票ができるので、興味のある人はぜひどうぞ。

みなさんもパッケージで飛びつかず、原材料の欄などもよく読んで購入されてください!食品を選ぶには手間のかかる仕事なのです。

「誇大食品パッケージ大賞」ノミネート商品
  • グゥアバノ(サワーソップ)の含有量は少量なのに、それをメインで打ち出しているジュース
  • 培養菌を含まないのに「オーツ麦(ヨー)グルト」という名の商品
  • 中身はほとんどりんごジュースの「有機野菜ジュース」
  • ややこしい製造過程を経てつくられた「スマートウォーター」
  • 「国内産のなたね油で作られた」とあるが、ココナッツ油成分の方が多いマーガリン

今年の誇大パッケージノミネート食品はこれ・一瞬の判断で騙される (SVT Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023