先週の日曜日、スウェーデンの大手新聞ダーゲンス・ニュヘテルにアフリカ系スウェーデン人6名へのインタビューが掲載された。
そして、スウェーデンでの黒人差別の現実を語るこのインタビュー内容に対して、ロベーン首相は、昨日自身のフェイスブックアカウントで「私たちの国で、日々起こっている差別の現実」とコメントし、社会全体として肌の色による差別が今ここにあることを認め、対応する重要性を強調した。
Stefan Löfven - Många av oss har tagit del av eller sett... | Facebook
具体的には、労働市場での特にアフリカ系住民に対する差別的状況についての理解を促進する計画などを始めている、などと説明している。
当然のことながらスウェーデンの社会も問題だらけで、あちらもこちらも軋んでいる。問題があることを指摘したからといって、すぐに問題が解決するわけでももちろんないけれど、まずは認識し考えることから始めないことにはどこへもいけない。
私はロベーン首相について、よいとも悪いとも思っておらずわりとニュートラルな印象しかないが、一国の首相がその国の構造的欠陥についてはっきりと語ることの意味はとても大きいと思う。一人でも多くの、辛い思いをしている人たちに届きますよう。