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明るくて暗くなった街灯

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LEDやハロゲンランプが主流に

スウェーデンの夜道は暗い。やさしい光の街灯は美しいが、地味な感じであたりを照らす。エネルギー効率を考えLEDやハロゲン光源への変更が進んでいる最新の街頭も、実際は明るくなっているのに、以前より暗くなったと感じる人が増えている。

無駄を減らして明るくすると暗く感じる

EUではエネルギー効率が悪く、また光を必要としない上方向など全方向に送ってしまう水銀を使ったランプの製造禁止が2015年に決定された。

今のストックホルムの街灯は、夜道でも周囲のものの色が自然に見えること、方向がわかり、すれ違う人を認識できること、街がなるべく昼間と同じようにみえることを基本に設計されている。

水銀とナトリウムを使った昔からの街灯と比べると、最近のLED技術はスポットライト的に必要な部分を照らし、無駄に全体をこうこうと照らさないため、暗くなったと感じ人が多いというわけだ。

必要なところだけ照らせばいいというこの考え方は家の中でも同じで、日本から来ると家が暗い感じる人も多いこの国の照明の傾向であろう。

 いずれにせよ、今日は冬至。これからは毎日、日が長くなっていく。こんなに嬉しいことはありません!

私達が最先端の街灯を暗いと感じるわけ (SVT Nyheter)

 

© Hiromi Blomberg 2023