水曜日の夕方市民公園でトレーニングしていたら暗くなった際に、照明が間引きされて点灯されたことに気がついた。これってもしかして、この冬の電気代の節約ってやつの一貫なのか?
ダーゲンス・ニュヘテルの記事によると、この冬、ストックホルムではクリスマスのイリュミネーションを通年と比較して30%削減する。これまでは2ヶ月間にわたり一日20時間点灯されていたが、今年の冬は夜中の1時から朝の6時までは消灯される。
またそのほかの多くの自治体でも、省エネ策としてLED照明への切り替え、オフィス内の気温を下げる、建物の省エネ化をすすめる、太陽パネルの設置などが計画されている。電気の消費量としては大したことはなくても、節電することが大切だと市民に伝えるために、この冬は建物の各窓に灯されるアドベントライトを設置しないことを決めた自治体もある。
真っ暗な冬、窓に灯っている照明ほど温かい気持ちのさせてくれるものはないのだが、今年はあちこちで出番が減りそう。夜道が暗くなると、今度は防犯が心配でもある。私が住んでいるスウェーデンの南の端は雪が少ないので、北の地方と比べるともとより冬は暗い。さらに電気代が一番高いのもこの地方なので、さまざまな照明や暖房がどんどん節約されるのかもしれない。この冬は懐中電灯をひとつカバンの中に入れておくといいのかな? それともルシア祭のルシアのように、頭の上にロウソクを?