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政党世論調査の頻度と精度

9月11日の統一選挙の投票日まで3週間を切り、明日からは期日前投票も始まるこのタイミングで、うちにも昨日、投票用紙が届いた。公共放送のSVTはこれから投票日まで、各政党への投票意向を毎日調査して更新、発表していく予定だ。

SVTとNovusが共同で行うこの調査は、毎日新たに500人へのインタビューを行い、その結果を更新していくもの。昨日の発表では、それまでの3日間、1500人分のまとめが発表され、これから選挙日まで、毎日最新の3日分、1500人を母数とした調査結果をまとめて発表し続けていく。

問いとしてたてられているのは、いつもの政党世論調査と同様、どの政党を支持するかではなく「今日が投票日だとしたらどの政党に投票するか?」だ。また問いは、投票日にどの政党へ投票するかではなく、今日、投票するとすればどの党に投票するかを訊いている。結果は毎日こちらのページでお昼頃に更新される。

www.svt.se

インタビューの対象は無作為に選ばれた有権者だが、スウェーデンの性別年齢別、また居住地や過去の投票方法などのパラメータを考慮しており、人口構成を反映するように統計が取られている。仮にどこかの属性で回答者数が足りない場合は加重計算される。

世論調査の結果は、ブレクジットの時やアメリカの大統領選挙の時など、実際の投票結果がそれまでの予測と大きく異ることが続くなど、国際的にも疑問の声が投げかけられている。スウェーデンの調査方法は、それよりは誤差の範囲が少ないことが多いが、それでも世論調査と選挙の結果には開きがある。

前回2018年の選挙での、同様のSVTとNovusの世論調査と選挙結果の差は、国会議員を選出した8党すべての党での差を合計すると2%台。しかし右派左派陣営が拮抗するなか、勝敗はこの2%の中にあることは確実なように思える。

とりあえず、昨日発表されたこの形では初めての結果の発表では、極右政党スウェーデン民主党が中道右派の穏健党を抜いて2位のポジションについた。また与党である社会民主党を含む左派勢力が49.6%、今の野党右派勢力は合計49.3%で、まったく均衡した状態となっている。

サイトでは世論がどう変わっていっているかや、過去と比べてどうかなどもインタラクティブに見ることができるので、毎日お昼に手に汗を握りたい人はぜひ。私は見るのは、ほどほどにしておこうっと(といっても盛大に報道され、嫌でも小耳に挟んでしまいそうだけど)。

SVTは選挙当日まで毎日世論調査の結果を発表(SVT)

SVT/Novus調査・スウェーデン民主党が穏健党を抜く(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022