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オーガニック食品が伸びないトレンドの裏側

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消費者のオーガニック食品への関心と購買がどんどん増え続けていたスウェーデンの、エコ食品トレンドに変化が起きています。

例えば、スウェーデンのスーパーマーケット市場で50%のシェアを持つICAでは、今年の第1四半期、オーガニック食品の売上が前年同時期と比べて3%減少しています。

その原因は、はっきりとは分析されてはいませんが、トレンドと指摘できそうなのは、外国からのオーガニックの野菜や果物を選ぶよりも国内やローカルで栽培されている良野菜や果物を選ぶ人が増えていること。

また、通貨としてのスウェーデン・クローナが弱く、輸入品の価格が相対的に高くなりそれが店頭価格に反映されていることも、輸入も多いスーパーのオーガニック食品買い控えの要因ともなっているようです。

私も、イタリアからやってきたオーガニックのトマトよりも、スコーネでちゃんとつくってるけどオーガニック認証はとっていないトマトなら、後者を購入したい方です。買い物にかける熱量は以前より増えてるけど、逆にエコマークにこだわらないようになりました。ICAによると、オーガニックではないけれども、ベジタリアンむけの食材は引き続き伸びているそうです。

りんごの国なのに、エコのりんごはスウェーデン産じゃなくてイタリアやチリ産だったるするのに気づいてから、ちゃんと選ばなきゃだめだと思ったのが私がオーガニック食品こだわらなくなったきっかけだったかと思います。自分の健康のためだけを考えるとオーガニックなのだろうと思いますが、環境まで考えるとどのチョイスがいいのかは一概にはいえない。

コットン素材だからいいと言えないように、オーガニックだからいいとか肉食でないからいいとか、単純にマークなどを信奉して選ぶよりは、今日もまた頭使いながら買い物しなくてはならないようです。ボケなくていいのかもしれませんけど?

オーガニック食品は予想ほど伸びていない

© Hiromi Blomberg 2023