幅が35メートルある横断歩道。
スウェーデン最北部にある町Malåでは生徒たちが交通量の多い道を挟んで2つの校舎を行き来することが必要となり、そこで安全性を高める策として考えられたのがこのとても幅の広い横断歩道。校舎の一つは芸術を扱う場所なので、そのアートとしての効果も考慮されてつくられた。
横断歩道って、幅とかそのスペックが規則で決まっているんじゃないの、と思った方?その疑問はSVTのレポーターが取材してくれていました。
交通庁によると道路標識規制では、横断歩道の幅は2.5メートル以上であることは規定されているものの、最大値は決められていない。基本的なルールとしてあるは、車からも歩行者からもはっきりと目立つことで、この要件を満たしていればよい。
35メートル幅はおそらくスウェーデンで一番幅の広い横断歩道で、その他にはストックホルムなどにはいくつかとても幅の広いものがあるそうだ。たしかに、そういわれれば渋谷の有名なスクランブル交差点も幅が広そうだ。
横断歩道は各コミューンやその道路の所有者が必要な場所ににどのように設置するか考える責任があるが、横断歩道があるという理由だけで安全性が高まるわけではなく、逆にニセの安心だけ与えてしまう危険性もあるので注意が必要だ。
でも、規則っぽいものがちょっとアートっぽく変えられているとなんだか毎日が楽しそう♪ 一度の千人を超す人がが渡る渋谷の交差点とは違い、Malåの町は総人口が2000人ほど。そのインパクトの強さは相当なもの。普通の道で、突然横断歩道が35メートルあるとどんな感じなのかは上のリンク先にある動画をどうぞ。