swelog ニュースで語るスウェーデン

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教会が50万人分の戦没者用墓地の確保を進める

このブログを始めた当初「ほんまかいな!」と思ったニュースを取り上げよう!、とのざっくりした方針を持っていたことを、今朝は久しぶりに思い出した。

そんな私の「ほんまかいな!」を呼び起こしたニュースとは、スウェーデン教会が今後に備えて、戦没者用にスウェーデンの人口の5%にあたる50万人分の墓地を確保できるように見直しを行っていると書かれていたもの。

これによると、スウェーデン教会は去年のクリスマス前に、この先起こりうる戦争や危機的状況に備えるように全国各地の教会に通達した。各地区の責任者は、エネルギー供給やインターネット、そして電話が通じなくなったような状況でも葬儀を行えるようにしなければいけない。また各地の教会は、スウェーデンの人口の5%を埋葬できる墓地を確保すること、火葬場が機能しなくなる可能性があるため、棺桶で土葬することを中心においた計画をたてること、墓地として利用可能な土地を把握しておくなどの作業を行っている。

スウェーデン教会内の規則によると、葬儀は社会的にとても重要なものであり、危機や戦争が来てもその活動が維持されなければいけないとされている。まったくその通りだと思うし、備えあれば憂いなしだけど…… 

記事にはスウェーデン教会は(埋葬用の)シャベルや作業用手袋の追加購入も行った、とも書かれている。私ももっと自分の先行きを心配したほうがいいのか?

スウェーデン教会は50万人分の戦没者用埋葬地の確認を行っている(SVT)

墓地は危機的状況と戦争に備えを「世界状況が激変している」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023