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ストックホルムの無責任なデモで思い出す、ルンドの「パルメの人」

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パンデミック法により、目下スウェーデンでは8名以上で集まることは禁止されているのに、昨日の土曜日の午後14時ごろから、ストックホルム中心部で一時300名から500名ともされる人が集まるデモがあった。しかし集まった人たちが持ったプラカードに書かれたことは様々。

無理にまとめるなら、コロナはまやかしだ、行政は規制をやめろ、真実と自由を追求しようというあたりが主で、さらには移民反対からワクチンやめろまで実に様々なことを訴えたい人が集まってきた。

直ちに集会をやめるように呼びかけていた警察は、改善しない事態に集まった人々の連行を実施。1月10日から施行されているパンデミック法を破ったとして50人が連行された。その後集まった人たちは場所を変えながら17時頃には散り散りになったが、連行時に警察との間でもみ合いが起こり、警察は6名の警官が負傷したと発表してる。

自身が考えていることを世間に訴えるのはいくらでもやってくれと思うが、最低限のルールは守って欲しい。この集会に関して、医療従事者の組合が非常に遺憾というコメントを出しているが、やり方があまりにも無責任でエゴイスティックだと思う。

ふと、ひと昔前のルンドでは知らない人がいなかったであろう「パルメの人」を思い出す。朝に夕にルンドの街角で「オロフ・パルメを殺したのはXXXXだ」と書かれた小さなプラカードを持ち物静かな佇まいで立っていた男性のことを、私はこう呼んでいた。

パルメの人は明らかに何か取り憑かれていたが、静かに自分の信じることを訴え続ける人だった。上のウィキペディアのリンクとこちらのSydsvenskanの記事によると、パルメの人がルンドの街角に立ち続けたのは2003年から彼が亡くなった2013年までの10年間。ご家族ではないかと思われる女性がよく横に一緒に立っていたことも懐かしく思い出す。悔やまれるのは、私は一度もこの人に話しかけて、一体何を訴えているのかを直接聞いたりしなかったことだ。

 

この週末、気になっているのは、アイスランドのレイキャビク近くの火山の状況だ。

過活動で噴火が近いと予想されている。先週の水曜日頃からアイスランドでは地震が続いている。アイスランドの火山の大きな噴火で、火山灰がヨーロッパ上空を覆い長期に渡り多数の飛行機の運行が止まったのは2010年だった。この噴火もおそらく必ずやってくるのだろうが、被害が最小限にとどまることを祈ります。

警察がコロナ規制に反対するデモを解散させる(SVT)

アイスランドの火山は噴火間近「活動が活発に)(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021