swelog ニュースで語るスウェーデン

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教会のストライキ (そしてヴァルボリのどんちゃん騒ぎとかがり火)

昨日の金曜日の朝からスウェーデン教会の職員がストライキに入っている。今このストライキに参加しているのは、教会の管理人、火葬場の職員や清掃職員など全国で500人に及ぶ。

これらの職員の多くを会員として抱える労働組合Kommunalによると、過去にはスウェーデン教会の職員によるストライキが行われたことは一度もないが、今回はストライキという手段に訴えざるを得ない状況にあるそうだ。

ストライキが起こったのは、スウェーデン教会雇用者団体との間で新しい労働協定協議が決裂したため。労働者側は組織の構造改革が起こった時にも、最低他の労働者たちと同じ条件が保障されることを望んでいるが、雇用者側は今条件としてだされているものは費用がかかりすぎて受け入れることはできないとしている。

スウェーデン教会の運営費は教会に来る人達からの会費で賄われており、雇用者側団体は、どこの教会区も予算はカツカツの状況で運営されていると説明する。

今後このストライキには、教会で働く他の職種の人、例えば聖職者や、結婚式やお葬式で演奏する音楽家といった人たちも参加する可能性があり、予定されている洗礼式や結婚式、お葬式に影響がでることも懸念されている。

うーん、合意に至るのはなかなか難しそうだけど…… 

スウェーデン教会でストライキ 史上初(SVT)

起こるかもしれない神父ストライキで春の結婚式が取りやめになる可能性(SVT)

 

話は変わるが、今日は4月30日。コロナで2年間中止されていたヴァルボリのルンド恒例の学生一大野外飲み会が今朝早くから市民公園で絶賛開催中だ。

今日4月30日は、日本で知られている名前では「ワルプギス」、スウェーデン語では「ヴァルボリ」と呼ばれる特別な日だ。夜には公園や海岸などでメーデーを迎えるための大きなかがり火が焚かれ本格的な春の到来を喜ぶ、美しくも物悲しい夜を迎える。

そんなヴァルボリの日は、いつの頃からかルンドでは3万人近い学生が大挙して市民公園に押しかけ、一昼夜芝地の上でぎゅうぎゅう詰めになって大量の酒を飲み続ける世紀の屋外飲み会イベントの日になってしまった。

コロナの中の1トンの鶏糞 - swelog ここだけのスウェーデンのニュース より

今年は地元の新聞が、メイン会場(というか勝手に集まっているだけだが)の市民公園からライブ配信をしているので、どんちゃん騒ぎの学生をみてみたいという奇特な方はこちらからどうぞ。

www.sydsvenskan.se

本日ルンドでは(おそらくは同じ学生の街のウプサラでも)、公営酒類販売店のSystemboladetは休業しており、一部の電動キックボートも使えません

一大野外飲み会は別としても、3年ぶりの夜のかかり火は観たい人も多いのでは。ルンドでは例えばこちらの地図からどこで火が焚かれるかを確認できます。

www.sydsvenskan.se

© Hiromi Blomberg 2022