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リモートワークの自由と不自由

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スウェーデン人の3人に1人がときどき家からリモートワークを行っていて、週に一度の割合でリモートワークの人は10人に1人(スウェーデン労働環境庁調べ)。

EU諸国でリモートワークする人の割合を調べた調査ではスウェーデンはデンマークに次いで2番めにその割合が高い。最近の傾向としては、ITのサポート企業などがオフィスを持たずに世界中のリモートワーカーからなるチームをつくり、同僚たちは一度もお互い顔を合わせることなく働いているケースが目立つようだ。

働く場所を選ばないリモートワークは、企業側も社員側も雇用条件上の自由度が高いが、リモートワーカー側に高い自律性が求められるのは容易に推測できる。

中でも気をつけなくてはいけないのは、働きすぎてしまうこと

カフェやコワーキングスペースなどではなくホームオフィスの人は、仕事とそれ以外の生活の区別がつきにくなり、ついつい夜間や休日にも仕事をしてしまいがちなる。

私は自分で仕事をし始めた際には家で一人で仕事をすることで社会性がなくなるのが怖く、ルンドやマルメでオフィススペースを借りていた。

仕事の内容が高度の集中力が必要なものへ変わっていくにつれ、家で仕事をするようになり、今はこの仕事環境をとても気に入っている。そしてルールを自分でつくって仕事の時間とそれ以外の時間をきちんと分けると、仕事の質もも心身の調子もよくなることは私も実感しているが、これはリモートワーカーに限らず、どんな働き方をしているいる人でも同じかもしれない。

というわけで、今日は金曜日ですが、もうあと数時間、しっかり引き締めてやっていきましょう!

「リモートワークの方が段違いにいい」

© Hiromi Blomberg 2023