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ポストコロナの働き方、ワクチンの今後

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在宅勤務の要請が今日からなくなるということで、ダーゲンス・ニュヘテルが、スウェーデンを代表する企業に、社員の働き方はどう変わる予定かを取材していた。

スウェーデンの公衆衛生庁は、可能な人は自宅からリモートワークすることを2020年の3月16日から要請していたが、これが1年半ぶりに撤廃されたことになる。

トラック製造など重工業大手のScaniaでは、すでに社員たちは徐々に職場に戻り始めており、これはスウェーデンだけではなくグローバルな方針。今は在宅勤務とオフィスで働く時間を半分ずつというのが大勢で、オフィスには戻った場合はコロナ前と同様のオフィス環境で働くことになる。リモートワーク用に自宅への椅子やPCモニターの貸し出しは今後も続くそう。

国営電力企業のVattenfallの場合は、一定の現場で働くことが必要な社員が多いが、それでも、50%まではリモートワークできる体制をしばらく続ける予定。

社会保険庁Försäkrongskassanは、おもしろいことを言っていた。コロナ以前から週に2日はリモートで働けるよう体制が整っており、今後はこれを週のうち半分くらいまでに拡大したいという。しかし、在宅勤務の環境をよくするための機器の貸し出しは考えていなくて、よい作業環境を求める人はオフィスにはそれが整っている、と説明する。

スウェーデンのNTTのような存在のTeliaは、すべての社員にオフィスへの復帰を推奨するが、リモートで働くこともできるという。これはコロナ以前の働き方に戻るということで、今のところ、パンデミック後として特に変更を考えているところはないそうだ。

私が勝手にもっていた各企業のイメージと実際の対応の仕方に少しズレがあった。

昨日はヨーテボリの中心地の集合住宅で大きな爆発があったり(原因はまだ解明されていない)、ミラノでグレタが皮肉の効いたスピーチをしていたり、いろいろあった日だったが、スウェーデン政府と公衆衛生庁の3度めのワクチン接種に関する記者会見も開かれた。

3度めのワクチンは、これまでも基礎疾患などの問題で高リスクグループとされていた人には機会が提供されていたが、これが80歳以上の人、高齢者特別住宅に住む人やホームヘルパーや在宅医療のサービスの提供を受けている人にも拡大された。また3回目の接種が必要な人をさらに守るために、その周囲にいる家族、親族や医療や福祉サービスのスタッフなどへの3回めの接種もこの先、引き続き検討されることになる。

ちらっと読んだ記事では、2度ワクチン接種を受けても、これまで考えられていたよりもずっと早くその効果は減ってしまう、という研究結果もまとまってきているようで、やはりこれからも注意しながら暮らしていかないといけないことは必須のよう。インフルエンザも心配だし、やっぱり基本は手洗いですかね!

大企業での社員のコロナ後の働き方はこうなる(ダーゲンス・ニュヘテル)

より多くの人が三回目のワクチン接種の対象に(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021