春眠、暁を覚えず?
春眠でなくても、昨年の国民健康調査で睡眠が足りていないと回答したスウェーデン人は42%にのぼる。眠りが足りないと不安やストレスへの耐性も弱くなる。来週の日曜日からはまた夏時間になるし、ここはひとつ眠りを見直したいところだ。
このタイミングでSVTがスウェーデンの睡眠研究者からのよい眠りのためのヒントをまとめていた。その中に睡眠オタク(? というか、よく寝るだけだがw)の私も、これまでにみたことのないアドバイスがあった。
それは、よく寝るためには「午前中にコーヒーを飲むと、夜ぐっすり眠れることも」というもの。朝起きたらすぐに太陽の光を浴びるように、はよく耳にするが、同様にはっきりとした覚醒状態のコントラストをつくるためだろう、午前中のカフェインが夜の眠りを誘うというアドバイス。なんだか逆張りのようで、ちょっとおもしろい。もちろんカフェインを午後遅くや夜に摂取すると眠りにはネガティブな影響がでるので、そこはご注意を。
この記事には、この他には、先日もちょっと書いたが(決まりきった(つまらない)日常が救う、コロナの中のメンタルヘルス - swelog)心配事は日中に時間をきちんと割いてその時に対処法を考えるようにするとか(ベッドに入ってから考え始めたりしない)、体を動かすとかの王道アドバイスが並んでいる。
ここには書かれていなかったが、私が去年、スウェーデンの睡眠の本を読んでそれをまとめた時に得たヒントの中でやってよかったというのは、「寝室の温度を低くする」というもの。
日本だとあまり考えなくてもいいアドバイスだが、こちらは室内の温度は冬でも快適な20度くらいのセントラルヒーティングで、長年それを「あぁ、最高、快適」だと思っていたが、よく眠るには室温はもう少し低くめの、18度くらいのほうがいいと示す研究結果によるものだ。
私は、このちょっと肌寒いくらいの寝室で寝るようになってから、ますますよく眠れるようになったので、眠りの質をあげたいなと思っている人は騙されたと思ってぜひ試してみてください〜。新しい睡眠のルール|ブロムベリひろみ|note