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熱波とコロナのよくない相性

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今日のルンドの予想最高気温は26度。明日も26度。そして明後日も26度。

大規模な山火事があちこちで発生し、また全国的な水不足となりで、誰もが気候の異常さを考えずには過ごせなかった、あの2018年のスウェーデンにしては「よすぎるほどのいい天気」、夏の熱波が戻ってくる。

ウメオ大学で「暑さの健康への影響」を研究しているクリストファー・オーストロームさんが行った試算によると、その夏の暑さで亡くなった人は600人。

全国各地の高齢者施設でも暑さへの対応に追われたが、その夏を教訓として多くの施設がとった対策は施設のなかで一箇所は冷房がきいた場所を作ること。多くはみんなが集まることのできるホールなどがその場所とされた。

しかし、せっかく新しくとられたこの対応策もコロナの今は使えない。人々は集まってはだめで、住居者は熱気がこもる個室にとどまっていなくてはいけないからだ。(ちなみに公衆衛生庁は、人が共用する場所での扇風機の使用を推奨していない。ウイルスを拡散してしまう危険性があるからだ)。

2018年の夏が去った後社会庁が行った調査では、全国の15%のコミューンが「暑さへの備えが万全ではない」と回答している。その後、最低一箇所は冷房できるようにするという措置をとったところはあっても、扇風機を一人ひとりに準備したところは少ないかもしない。

このままどんどんスウェーデンでいい天気が続くと、今年も扇風機が飛ぶように売れそうだが、涼を求めて自分で自由に動くこともできない高齢者の人たちに無事に届くことを祈ります。

それにしても、私が初めてスウェーデンにやってきたのは1999年の8月で、想像していたよりもいい天気に驚いたものだが、それでもその時は扇風機なんか見かけなかったな。

コロナ対応に追われている高齢者施設を襲う暑さで増す危険性に警鐘