先週ブログを休んでいた間に、ストックホルム市が問題が続出していたCityBikeとの契約を即時解除していた。次のレンタサイクルについてはまだなにも決まっていないということで、再開までには少なくとも1年はかかる見込み。
今のレンタシステムが導入されてからこれまで、納入の遅延、技術的な問題、数の足りない自転車、火災の危険性など、次々と問題がおこり、そして最近ではハンドルからフレームが外れ怪我人がでるという重大なミスがでて、点検のためにサービスは一時停止されていた。
システムを運営しているCityBike社が整備のためにこの先6〜9ヶ月サービスを停止することを求めたため、市は契約の解除を決めた。
自転車を供給してたVaimoo社はフレームが外れる問題の解決策を見つけることができなかったため、運営のCityBikeでは新しい自転車供給先を探したいと考えていたが、ストックホルム市は、もうこれ以上この我慢できないと契約の即時解除に踏み切ったもの。
契約では、この場合3ヶ月以内に配備されていた自転車たちは撤去され、CityBikeの運営費を捻出していた屋外広告スペースも同時に撤去されることになる。レンタシステムの運営費は屋外広告のClear Channelが設置した数百ある広告スペースからの収入で賄われてきた。
今年の夏は、電動キックボードではなくて、みんなこの自転車でストックホルムを移動するとよいなぁと思っていたけれど、こういう流れになるとは。撤去される自転車はスクラップとなるのだろうか?
ストックホルムの自転車レンタルが終了。CityBikeとの契約解除(ダーゲンス・インダストリ)
【追記】この記事を書いたすぐ後で、ダーゲンス・ニュヘテルが最新情報をアップしていました。こんなに回収されてしまった自転車たちの運命やいかに。自転車の墓場、って……。