swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

ビジネス・経済・技術

コロナの中のコーヒーの未来

Löfbergs(ロフベリス)は100年以上の歴史を誇るスウェーデン最大手のコーヒー販売会社だ。 毎年27,000トンのコーヒーを焙煎するロフベリスのコーヒーは、世界中で毎日1000万杯飲まれている換算になる。 コロナ堝の中でも、スウェーデン内でのコーヒー消費量…

マックミューラのハンドジェル(ちょっと欲しい♡)

スウェーデンでもコロナが猛威をふるいはじめた時、消毒用のアルコールが不足し、アブソリュート・ウォッカや大学の研究室で急場を凌ぐために消毒用アルコールを製造しているというニュースを見かけた。 今日、ダーゲンス・ニュヘテルで取り上げられていたの…

スウェーデンの森とサルサと3Dプリンター

スウェーデン中西部に位置するヴァームランド地方で技術者として働くパトリシア・エドヴァールソンさんは、フラメンコやサルサを教えるダンス教師でもある。 彼女はこの度、ヴァームランドの森の木のパウダーを原料として3Dプリンターでダンスシューズの「…

中国が買う北欧(おまけ・ルンドと日本の話)

積極的な事業展開を続け格安航空会社として成長したが、今回のコロナ堝で倒産の可能性もあったノルウェージャン(またはノルウェー・エアシャトル、Norwegian)は、この度大株主の一人として中国政府を迎えることとなった。 5月20日にノルウェージャンが発表…

コロナで危機に直面するスウェーデンの森

毎年、スウェーデンのおいしいベリーを摘んでくれていたのも、美しい森を育ててくれていたのも東欧やウクライナ、またはタイといった国々からの季節労働者の人たちだ。 「緑の黄金」と呼ばれるスウェーデンの森は、今は外国からの季節労働者なしでは成り立た…

第4世代原発と放射性廃棄物と1000年続く電力?

「第4世代と呼ばれる原子力発電では、放射性廃棄物が燃料として使用され、これが私たちのこの1000年で必要な量の電力を供給する」。こんなにわかには信じがたいような研究がヨーテボリのチャルマース工科大学でも目下進行中だ。 研究しているのは核科学と呼…

増えるリモートワークでネット環境は大丈夫か?

新型コロナウイルスの影響で増え続ける自宅からのリモートワーク。 スウェーデンの携帯事業最大手のテリアは、スカイプ、Teams、WebExなど企業が使うクラウドサービスへのトラフィックが500%増加したと話している。 また、マイクロソフトの担当者によると、…

Clearview AIとスウェーデン警察

Clearview AIはアメリカのスタートアップ企業。 フェイスブックやインスタグラムなどのSNSから集めた顔写真の膨大なデータベースを作成し、主に世界の警察など法執行機関などを顧客としてAIによる顔認識のサービスを提供している。 今年に入ってニューヨーク…

フィンランドの顔認識ペイメント

昨日の夜からヘルシンキに来ています、というわけで今日はフィンランドの話題。 フィンランドの大手銀行OPは30ユーロまでの決済を顔認識で行えるテスト運用を実施中。OPが提供するアプリをスマホにダウンロードして、そのアプリに自分のクレジットカードと自…

スウェーデンの太陽

太陽光発電パネルの技術革新による価格低下と政府からの補助金の効果もあいまって、スウェーデンでの太陽光発電への投資はここ7,8年増え続けていた。そして、ここにきて実際の発電量においてもその成果が見えてきたようだ。 2019年の太陽光による発電量は…

電気飛行機、その後

画像・Heart Aerospace 一年半ほど前にスコーネの電気飛行機の会社、Blackwingを取り上げたことがあった。 swelog.miraioffice.com 今回また、別のスウェーデンの電気飛行機屋さんへの取材記事を読んだのでそれを紹介したい。 Heart Aerospace社は、この先5…

北極豪華寒冷浴 Arctic Bath

先月20日、スウェーデンの最北の街ルレオ近くのHaradsにオープンしたArctic Bathは北極圏初の宿泊できるフローティング・カルバアドヒュース(寒冷浴施設)。 楕円形の施設の中央に氷を割って入るオープンエアーのプールがある。現在のところイギリス、アメ…

不満な顧客はSNSで企業を変える

最近、日本の友人と商品を買うと貰うおまけや景品について話す機会があったのだが、こんな時代(?)になってもノベルティが盛んな日本と比べて、こちらではモノを買ってもほとんどおまけのようなものはついてこない。 一方、買い物をするとそのレベルに合わ…

「いいところのないマイナス金利」にまた戻る?

つい先日解消されたマイナス金利だが、木曜日の財務大臣からの今後の暗い経済見通しを受けて、またマイナス金利に戻る話が浮上してきた。 この会見では今年のスウェーデンのBNPの伸びは1.1%、失業率は7%まで上昇するだろうと予測が発表された。財務大臣は…

5Gの使い方とエリクソン

まだ観ていなかった『未来のミライ』をお正月休暇中に観たら、出てきた車がボルボでなんだかほっこりしたが、ボルボグループにはボルボ建設機械 (Volvo CE: Volvo Constraction Equipment)という会社もあって、ホイールローダーと呼ばれる建設現場で使われる…

スウェーデンのWASPプロジェクトとは何か?

WASPとは、スウェーデンをAI技術で世界のトップにしようと、これから2029年までに55億スウェーデンクローナ(約635億円)を投入して行われる国家的規模のプロジェクト。ただし、その財源は国ではなく、スウェーデン一の大富豪ヴァレンベリ家だ。 (WASP = Wa…

スウェーデンで増える安物ショップ

街中のお店が次々と倒産して行く中、日本の100円ショップのように安物を売るチェーン店がスウェーデンでも好調だ。背景にはスウェーデンで広がり続ける所得格差があると小売業のアナリストたちは分析している。 従来の小売業がEコマースなどとの競争激化の中…

マイナス金利が終わるとどうなるのか?

もう一年以上も前に終わると見られていたスウェーデンのマイナス金利。今週19日(木)に開催される政策理事会で、やっとこのマイナス金利の解消が決議される見込みとなってきた。 一時は-0.5%まで下がっていた金利は、ここ1年は-0.25%だったがこれが0%へと…

ローカルじゃないローカルコーヒーブランド

こちらはマルメの焙煎所のコーヒー豆 クリスマスにはスウェーデンで人気の飲み物「ユールムスト」。 www.test.se 味はコカコーラに似たところもあり、この時期になるとコカコーラの売上が落ちる。そしてもう10年以上も前だろうか? スコーネの一地方の名前が…

ジーンズの未来・オーガニックデニム Nudie

今日は自分の好きなブランドについての話題なので、ちょっと嬉しい。 スウェーデンのヨーテボリでオーガニックデニムを使ったジーンズメーカーNudie Jeans (ヌーディー・ジーンズ)が創業したのは今から18年前の2001年。 (この記事でもヌーディーに触れて…

クリスマス倒産するのはどのチェーン店か?

スウェーデンでは「クリスマス商戦」の小売店の売上は、なんと今でも毎年伸び続けているそうだが、これは人口増とインフラによるところが大きい。(日本と全然違う!) しかし、従来お店はクリスマス時期の売上で、他の時期のマイナスの影響をカバーして年間…

ネット販売が増えすぎてトラック運転手が足りない

気候危機問題に敏感に反応して飛行機の利用を控えてみたりスーパーや衣料品店でショップ袋の利用をマイマイバックへと替えたりするスウェーデン人も、まだEコマースの利用を減らそうという考えへは移行していないようだ。 本や日用雑貨、コスメタリーや化粧…

再生プラスティックの需用の法則

飲みものなどのペットボトル。この容器の材料として使われる再生プラスティックの価格がヨーロッパでは新生プラスティックより高くなった、と製造材料価格分析会社であるS&Pがレポートにまとめている。 背景には再生プラスティックの需用が増えたことと、新…

よくわからない5Gのニュース

大きなニュースになっていて話されていることの大枠はわかるものの、実際その中身がよくわからないニュースがある。たとえば、この新しい携帯通信網である5Gとそれを世界へ提供している中国企業のHuawei関連の一連のニュースだ。 以前からHuaweiの提供する…

再生可能だからといって電力消費を増やしていいのか?

スウェーデンの電力使用量はこの先2045年までに60%増え、この増加分をすべて風力発電で賄うとすると新たに風力発電基が14,400、すべて原子力発電なら今のリングハルス1号基と同じ発電力をもつものが11基必要になる計算だという。これはスウェーデンの経団…

土壌分解される木でできたプラスティク

スウェーデン、スンスバル にあるミット大学の研究者たちは、木の繊維質であるセルロースを素材とし土壌で分解するプラスティック素材を開発した。 現在の石油ベースで自然環境のなかでいつまでも分解されないまま残ってしまうプラスティックに替わって使用…

ボルボにみる「成長と発展」の捉え方

今年の上半期、ボルボは34万台を売り上げてボルボ史上最高の売上を記録した。しかし、同時に750人の人員削減を決定した。販売台数が増え売上も増えても、競合との間での価格競争や新しい関税の適応などが利益を圧迫しコストを削減する必要がある。 会社の「…

風力発電ブームで電気の使い方が変わる

スウェーデンで風力発電所の建設ブームがおきている。 これから2022年までの4年間で、現在スウェーデン全体の発電量の12%を占めている風力発電の割合は25%まで伸びる予定だ。スウェーデンでは来年にかけてリングハルス原子力発電所の2基が操業を止めるこ…

「牛乳なんてやめろ!」広告戦争とその未来 swelog weekend

スウェーデン発のオート麦ミルクは牛乳を駆逐(したい) オートリー(Oatly)はスウェーデン発のオート麦を原料とする人気の植物性ミルクのブランドだ。酪農と肉牛の環境への負荷が議論になっている今、オートミルクの人気はスウェーデンだけでなくアメリカ…

意味のない署名

先週の木曜日に地域の公共交通局からメールが来た。9月14日からアプリ上でクレジットカードと連携した切符の購入がスムーズにいかないかもしれないでの、できるだけ前もってチケットを購入することをすすめると書いてある。 メールの背景は、この度EUで導入…