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テロの脅威とバッグ持ち込み禁止令

8月には、既にスウェーデンのテロ脅威レベルは5段階評価で3から4に引き上げられていたので、いつこんなことが起こっても不思議ではなかったのだけれど、水曜日に突然、スポーツや音楽などの大きなイベントへのバッグの持ち込みが禁止された。

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禁止令は水曜日に発表されたかと思えば、その日のうちに適応されたのだが、その日のアイスホッケーなどの試合では大きな混乱はなかったよう。当然のように荷物を預けるところもないので、バッグを持ってきた人は入場できないか、その場で放棄するかの処置になった。

警察からの発表ではスポーツで対象となるのは、サッカーやホッケーの全国リーグや、ヨーロッパや世界レベルの試合など。バッグ持ち込み禁止令は、解除の通知があるまで有効で、バックにはハンドバッグも含まれる。医療上の理由でバッグを持ち込む場合は例外扱いとなる。

但し、このバック禁止令には不明瞭なところも多く、例えば来週開催されるストックホルム映画祭の主催者は「どのようにバック禁止令が適応されるかわからない」と答えている。

その後、警察はバック禁止令はスウェーデンで開催されるすべての主要イベント、すなわち許可や届け出が必要なすべてのコンサート、フェスティバル、スポーツイベントが対象となるとした。但し、この禁止令は「徐々に適応され」、警察に既にイベントを届け出して許可を得ている場合はバック禁止令の対象にはならないと、昨日の夜遅くになってから説明があった。混乱はしばらく続きそう。イベントの主催者などは、観客動員数での区切りなど、明確な規定を求めている。

最近は外出の時にはスマホさえ持っていれば、ほとんどすべての事には対応できるようになってきたけど、他にもちょっと細々したものを持っていたいこともあるので、これからは、洋服には(できれば大きな)ポケットがついているかどうかをしっかり確認しないといけないようだ(って、この記事、こんな締めくくりでいいのかな)

スウェーデンで開催されるすべての主要イベントでのバッグ持ち込み禁止(SVT)

バックの持ち込み禁止がすべてのイベントに適応されない理由(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023