私のHövdingは、おばあちゃんを避けようとしてよろけた時に爆発してしまい、2回めに買おうと思ったときには高すぎて、それ以来自転車に乗るときには普通のヘルメットを被っている。でもまたいつか、Hövdingの価格が下がったり、より軽量になったりした時には買おうと思っていたのに、昨日の夜のニュースで、消費者庁がHövdingの販売の一時停止処置を決定したことを知る。
理由は「安全上のリスクがあるかもしれない」ということで、本当に危険であるかどうかはわからないけど、とりあえずHövding ABは、現行モデルの販売を昨日から一時停止することになった(小売店にはこの停止措置はない)。これから消費者庁と裁判所が検証を行い安全性が確認された後で、Hövding社は販売を再開したいと考えている。製品のリコールなどもないが、消費者庁は「不安に感じる使用者は、状況がはっきりするまでヘルメットの使用を控えるとよい」とコメントしている。
今年の5月のSVTの調査報道番組では、Hövdingが既知の設計上の欠陥を持つヘルメットをそのまま販売していたことが取り上げられ、その後消費者庁はユーザーからの苦情も多かったことから独自調査を進めていた。今回の記事にはソフトウェアの不具合への苦情も多いと書かれているが、そう言えば私のHövdingが爆発したときも、そのことがちゃんとアプリに登録されなくて変だなと思った。
自転車利用の未来を示しているようですばらしいHövdingだったけど、今回安全性が再確認されたとしても、今後も販売を続けていくのは難しいだろう。ヘルメットをまったく利用していなかった私が、今普通のヘルメットの利用するきっかけになってくれたのがHövdingなので、私はHövdingに感謝しているが、今は普通のヘルメットにすっかり慣れたので、私はこのままで問題ない。
しかし、この件に関する国内の関心はとても高いようで、今、SVTのニュースサイトで最も読まれている記事になっているよ。