今週のレターではスウェーデンの「名もなき家事」問題の解決法を提案する本の内容を紹介しています。
今月スウェーデンで出版された「名もなき家事」を取り上げた本によると、スウェーデンの家庭でも、多くは名もない家事の大半を女性が一手に引き受けており、また家族がうまく日常を切り抜いていくために必要なプロジェクトマネジメントの役割も引き受けている。そしてそのために多くの女性、そして母たちは、ストレスに押しつぶされ、疲れ切っている。さて、この本のアドバイスはどんなものか?
*******
さて、レターで書いた通り、昨夜はこちらの本の著者たちが作成した「名もなき家事」リストを手に、著者たちの指示通り、夫と話し合ってみたわけですが、誰がどの家事をやっているかの認識については我が家ではそんなに齟齬はなかった。しかし夫にはまさに「そんな家事が家事があるのか?」と見えていなかったけど、私がやっていた仕事がたくさんリストアップされていたということだけでも、リストを手にして話してみてよかったのではないかと思いました。
全体として、私のやってるのはつまんないのが多く、夫もたくさんのことをやってたけど、楽しそうな仕事が多いと思ったのは、私の偏見か? で、変えたことはこれまで「そろそろ掃除機かけて」とか「ゴミ出して」とか私がタイミングを見て「お願い」していたことを、その家事を実行するタイミングの決定までを含めて、夫の担当とすると決めたことぐらい。
使い方の説明も含めて全体で19ページもあったこのリストを使ってみて一番驚いたことは、そのリストの項目の40%くらいは「子ども」に関するものだったこと。子どものいない我が家で「いやー、家事のストレスが大変」なんていうとバチがあたりそうなレベルでした。子育てに忙しいみなさんの大変な日常に頭が下がります。