swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

教育

高校の授業をめぐる議論で思い出す、スウェーデンのとってきた長い道のり

コロナ禍でも、小中学校にあたる基礎学校は閉鎖しなかったスウェーデンでも、高校と大学の授業は春以降リモートで行われていた。が、その高校生たちがもう一週間もすれば秋の新学年期からは学校に戻る。 高校生たちが一斉に学校に戻ればバスなどの公共交通機…

旅行にもいけない若者は医療を目指す

今年ぐんと増えた大学への出願。その中でも目立ったのが看護師や医師など、医療従事者養成コースへの出願だ。出願者の中で今年高校を卒業したばかりの人たちの出願傾向をみれば、看護師へのコースは前年比で28%、医学部への出願は26%増えている。 コロナで…

増える学ぶ人

大学などの高等教育機関へのこの秋からの秋年度へ登録申込者数が、昨年比で13%増加した。スウェーデンでは年に2回高等教育機関への入学・受講申し込みができるが、今回はこれまで最高だった2014年の39万人と比べても約4%増となり、合計で41万人に迫る勢い…

「グルーミング」に対抗する知識をゲームで教える

(画像・「Parkgömmet」) 子供を性的に搾取することを目的として巧妙に取り入る手法を「グルーミング」と呼ぶそうだが(毛づくろいをするような優しさで子供に近づいていくらしい)、子どもたちがネット上で過ごす時間が増えるにつれ、その被害にあう子供も…

学校と自宅学習

オーランド(Åland)はスウェーデンとフィンランドの間のバルト海に位置する群島で、話されているのはスウェーデン語だが、政治的にはフィンランドの自治領だ。 そのオーランドへ、ある目的でスウェーデンから引っ越す人たちが近年目立っている。それは、子…

小学校でもマインドフルネス

マインドフルネスを積極的に取り入れる学校が増えている。 ヨーテボリにあるISGRインターナショナルスクールは現在4年生の3つのクラスで一日10分のマインドフルネスを取り入れているが、効果があまりにも目覚ましいため、今年から20のクラスに導入を拡大する…

小学校が備える無差別殺人対策訓練

スウェーデンの大都市の学校で働く職員に向けた銃などによる無差別殺人対策訓練が広がりをみせている。スウェーデン公共放送SVTの独自調査によると、マルメでは警察の協力を得た独自の訓練を2016年から今年までの3年間で市のすべての小学校の職員に実施した…

旅行手段は環境フットプリントで選ぶ時代へ

スウェーデン政府は、私たちが長距離旅行の手段を選ぶ際、飛行機、電車、バスの気候問題に対する影響を考えて購入できる手段を提供したいと考えている。 具体的には、チケットを購入する際に値段と一緒に気候への影響を数値で表示することを各交通機関に義務…

AIで中国に勝つためにスウェーデンの保育所は何をするのか? swelog weekend

保育所でのデジタルツールの使用を義務化 7月1日から施行された新学習指導要綱でスウェーデンの保育所でのデジタルツールの使用が義務化されたことで、幼い子供たちにタブレット端末を使わせることの是非を問う議論が再燃している。 スウェーデンでは保育所…

ジャンクフードをストライキで拒否する高校生

学校側がファーストフードで解決しようとした給食問題で、高校生がジャンクフードを食べることを拒否。学校給食をめぐる状況が変わりつつある。 スウェーデン西部のウッデバラにあるるトレーン・イノベーション高校では学校の移転に伴いそれまで学校が提供し…

何がテロを引き起こすのかを学校で考える

8年前の7月22日も、今日のような気持ちのいい夏の日だったことと思います。ノルウェーで77人が殺されたウトヤ島での悲劇を始めとする連続テロ事件が起こったのは2011年。 昨日、ノルウェーの文部大臣が発表したのは、このテロ事件を学校できちんを教えること…

スウェーデンの先生の状況から「恩師」という言葉を思い出す

5年毎に実施されるTALIS(OECD国際教員指導環境調査)の2018年の結果では、スウェーデンの先生の90%以上が自らの職業に満足していると回答。スウェーデンの先生、仕事大変だしお給料安いっていわれてるし、本当に大変だよなー、と常日頃思っていたので、こ…

ラマダンと給食と学力テスト

月曜日から始まった今年のラマダン。日中の断食は6月4日まで1ヶ月に渡って続く。 断食は大人がするもので成長期の子供はするべきではないとの見解が基本でも、自ら断食をしてみたい、もしくは友達グループの圧力で10歳くらいから断食をする子供もいる。中学…

子どもたちの心拍と成績

心拍数を上げる心拍トレーニングをとりいれる学校が増えている。 学校庁は、今年の秋の新学期から年に100時間を体育につかう課程要項を提案している。これは、今、男子の半数、女子に至っては5人に4人が1日に1時間体を動かす、という目標を達成できてい…

燃えつきる子どもたち

日本では高齢化した「引きこもり」問題が改めて大きな社会的課題として浮上してきているが、今日のニュースでスウェーデン語の「Hemmasittare (家で座っている人)」という新語をみた。 インタビューに答えていた11歳の少女アンナは9歳の時から2年、学校に…

家庭科で教えること

スウェーデンの小中学校にも「家庭と消費者」という科目があり、現在の教育要項では9年間合計で118時間学ぶことになっている。 この度、無作為に全国から選ばれた学校を対象とした実態調査で、学校検査局は、この科目のなかで料理に多くの時間が使われすぎて…

分断されていく学校

機能しない「選択の自由」 スウェーデンでは小学校から、生徒と保護者が望み、枠があいていれば通う学校を選択することができる。 制度は住居地により偏ったバックグランドの生徒ばかりになってしまわないようという意図もあり制定されたものだが、これがう…

子供・老人ミックスで言語を守る

老人ホームで住む高齢者の毎日に刺激を与え、子どもたちには年配の人間と共に過ごす時間を提供するため高齢者住宅と保育園を併設させる試みは、今おそらく世界の先進国各地で行われているだろう。 スウェーデンの最北、フィンランドとの国境上にあるエベルト…

子供のデジタル教育論争

スウェーデンでは、来年夏の新年度から保育園での教育用ツールとしてタブレット端末等のデジタル技術を導入することが義務化される。 ヨーテボリ大学の教育法研究機関が最近発表した論文では、デジタルツールは読書や昔ながらのゲームや遊びに比較すると子供…

教師に会わない学生

スウェーデンの社会学を学ぶ学生は、教師による授業を週にたったの6時間しか受けていない。これは自然科学や工学系の学生の新入生たちの15時間と比べて、半分以下の数字。 この度スウェーデン高等教育管轄機関 (Universitetskanslersämbetet) がまとめた結果…

理系女子を育てる

スウェーデンは技術大国で、輸出を含め経済の大きな部分を占めている。 にもかかわらず技術分野はまだまだ男性優位。小学5年生では技術に関心のある女子は86%にのぼるのに、中学生になるとたったの37%になってしまう。 女子は技術がどのように使われるか…

コピペ大学生急増

大学などの高等教育機関で不正で退学させられる生徒が増えている。 教育機関側が不正を見つける技術を進化させたことが一因だとか。 不正の種類としては「盗作」が一番多いということなので、Black Duck(オープンソースのライセンス違反を見つけるプラット…