戦争、難民
スウェーデンの元外相で、EUの環境問題委員としても活躍したマルゴット・ヴァルストロームが先週の金曜日キエフを訪れ、戦争による広範な環境悪化に対処するための対策提言書をウクライナのゼレンスキー大統領に提示した。 2022年秋の時点で、環境への悪影響…
水曜日の国会で、社会民主党党首で元首相のマグダレーナ・アンデションが、穏健党党首で現首相のウルフ・クリステルションとの答弁の最中に泣き出しそうになったことから、SNSは彼女を嘲笑う投稿であふれた。 www.dn.se クリステルションは、社会民主党のジ…
最近はイランやウクライナの旗を持った人たちが目立つが、2000年代頭に私がスウェーデンに引っ越してきた時から長い間、街の広場で大きな旗を持って集まっている人たちといえば、それはパレスチナの人たちだった。この火曜日には、マルメの広場でイスラエル…
数日前に、ウクライナでの戦争を表す言葉として「storkrig(大戦)」という言葉が使われているのに気がついて、あれ、いつからこの戦争をstorkrigって呼ぶようになったのかな? と思っていたら、ロシアの侵攻が始まって一年の今日のニュース特集でも見出しに…
スウェーデン・ラジオ(SR)のインターネットサイトがロシアでブロックされた状態が続いている。SRのサイトがロシアでブロックされるのは今回が始めてではなく、これまで折につけて起こっていた。SRはニュースをロシア語のテキストやポッドキャストで配信し…
日曜日にアンデション首相とフルトクヴィスト国防相が行った記者会見によると、スウェーデン軍は120名の教官を派遣して1万人のウクライナ人に地雷を除去する訓練などを行う。 訓練は英国が主導となり7月から既に始められている英国での訓練にスウェーデンが…
ロシアで投獄されている反体制活動家のアレクセイ・ナワリヌイの支持者の1人をスウェーデンが政治的難民として受け入れたことがニュースになっていた。 今回スウェーデンで難民として受け入れられることになったのはPavel Chuprunovさん。当初スウェーデン…
私も4月12日以降、ウクライナの戦争に関連した記事を書いていないことに気がついたが、スウェーデン防衛研究所のアナリストが、なぜこの戦争について見聞きすることが減ってきたかを解説してた。 理由は3つほどあって、1つ目はロシアの攻め方が変わったこ…
シリアからの難民危機の時には1人で逃げてくる男の子が多く、うちの近所の使われていなかった保育所の施設が、一時その子たちの宿泊施設になったことがあった。今回のウクライナの戦争では、母親と逃げてくる子どもたちの映像を多く見ていたせいが、1人で…
「凄まじい映像ですのでご注意ください」と説明があった後で、ブチャに入ったSVTの記者が夜7時30分からのニュース番組で伝える映像は、凄まじいやショッキングという言葉では表せないような凄惨なものだった。 ついこの間までストックホルムのニューススタ…
2015年のシリアからの難民が一気にやってきた時、その受け入れ先となった自治体には偏りがあり、一部のコミューンがとても大きな責任を追わなくてはいけなかった経験から、今回スウェーデン政府は、ウクライナからの難民をスウェーデン全体で均等に受け入れ…
最も多い予想では、ウクライナからの難民は21万人となっていたスウェーデン移民庁の予想シナリオだが、昨日の記者会見では、可能性が最も高いシナリオとして、今年の前半で7万6千人、その対応にかかる予算は100億クローナ(約1300億円)と発表されていた。 …
日曜日にマルメの駅を通りかかったら、そこには移民庁の案内窓口ができていたのだが、電車でやってくるウクライナからの難民の人はほとんどいないのか、3人いた職員の前には難民の姿はなかった。 しかし今、各都市の移民庁の受付の列は長くなる一方で、昨日…
ついこの間の日曜日のニュースレターでは、ウクライナからスウェーデンに逃げてくる人の数は毎日数百人程度と書いたが、今週になってスウェーデンでもこの状況が大きく変わり、移民庁は今は、毎日4000人くらいの人がスウェーデンにやってきているとみている…