swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

ニュースレター記事

北欧通信 140 株主総会 新潮流 / 欧州議会とペトロポピュリズム

こんにちは! 夏まで休むとお伝えしておりましたが、時期的にこれは今書いておかなければ!という話題があったので久しぶりのニュースレターをお送りしました。よろしくです! なんや、夏まで休むんちゃうかったん? という皆さまの声(というよりは自分の声…

北欧通信 139 2024年夏にまたお会いしましょう!

こんにちは! 3月になりました。以前は細々と自分で発行していたニュースレターを、theLetterからお送りするようになったのは2021年4月。それから早くも3年近くたちました。読者数もじわじわずっと伸び続けていて読んでいただいている皆さまに感謝するばかり…

北欧通信 138 破産したHövding 革新的な製品と特許の関係

今週は昨年末に破産申請をしたHövdingについての記事です。倒産までの経緯やその技術は今後どうなるのか、そして買収した後にすべてを失った投資会社のオーナーへのインタビューを取り上げています。 スウェーデン発の革新的で、世界一安全と言われたサイク…

北欧通信 137 白樺からゴム

今週のニュースレターはこちらです! ゴムは主に天然のゴムの木か、石油から作られている。持続可能なゴム生産を目指し化石由来のゴムをすべて天然ゴムに切り替えようとすると、新しいゴムの植林地のためには熱帯雨林を伐採し森の多様性を犠牲にすることも求…

北欧通信 136 減り続ける女性経営陣と、H&Mの今

今朝配信したニュースレターはこちらの話題を扱っています。よろしく! 日本では女性がJALの社長になることが話題になっていたが、今週のスウェーデンではH&Mのヘレナ・ヘルメルソンCEOが辞任したことがニュースになっていた。ストックホルム証券取引所への…

北欧通信 135 無人スーパー、無人図書館、無人ジム

1日24時間、1年365日、行きたい時にはいつでも入ることができるが店員や職員がいるのは1日のうち数時間だけというタイプのお店や場所が増えている。無人スーパーはパンデミックを契機としてその後も増え続けているが、セキュリティや犯罪防止に関してはどう…

北欧通信 134 スウェーデンの小さな村は、どのように"三方よし"の訪問介護サービスを提供しているか

今週のニュースレターはこちらの内容で配信しています。興味深い内容の記事をとりあげました♡ 高齢者介護サービス提供するコミューンは、どこも人手不足や採用の難しさに悩まされているが、人口2600人の小さな自治体で過疎地区でもあるスウェーデン北部のア…

北欧通信 133 子どものためのスポーツ用品無償貸出「レジャーバンク」

2024年最初のニュースレターの話題はこちら。 スウェーデンでは教育にお金が掛からず、望む人は費用の心配をせずとも高等教育を受けることができるのと同じように、興味のある子どもたちが費用を掛けずに様々なスポーツやアウトドアアクティビティを楽しむこ…

北欧通信 132 ハマーショルド

いろいろあった2023年、最期のニュースレターは「ハマーショルド」で。 ダグ・ハマーショルドはスウェーデン人の官僚、外交官で、1953年から1961年まで国際連合の第2代事務総長を務めた。国際政治紛争解決のために奔走し、1961年9月18日にコンゴでの和平調停…

北欧通信 131 ゲームの世界で右翼過激主義が広がる仕組み

今週のニュースレター記事はこちら。 スウェーデンのインターネット財団の調べによると、この国の12歳から19歳の10人に9人は過去1年間に何らかの形でビデオゲームで遊んだことがある。多くの子供たちにとって楽しく、友情を育む大切なものでもあるゲームは…

北欧通信 130 今こそ『ファクトフルネス』。世界でよくなったこと

根拠のないネガティブなものの見方はやめ、データを基に世界を正しく見ようと教えてくれた『ファクトフルネス』が日本でもベストセラーになったのはほんの数年前だが、それからパンデミックが来て、気候変動問題は深刻化し、世界平和が訪れるどころか戦争や…

北欧通信 129 インフルエンサー必殺監視人

今週はこちらのカミラさんのパワーあふれる監視活動に関して。人気あるインフルエンサーを批判すると、ファンたちからの攻撃もすごく、いつも(?)炎上してるみたいだけど、カミラの活動は続く。すごいです。 スウェーデンのインフルエンサーの倫理違反や違…

北欧通信 128 2030年のイケア

気候変動、パンデミック、そして戦争。世界で製品の製造と販売を行うイケアは、ここ数年何度もチャレンジに直面したが、今は2030年に達成すべき目標に向かって邁進している。その目標とは、2030年には30億人の顧客を獲得し、気候ニュートラルな企業になるこ…

北欧通信 127 ストックホルムの空飛ぶ(ような)電気フェリー

来年の夏、ストックホルムに行く人は特別な体験ができるかもしれない。2024年7月から空中を浮遊するような電気フェリーの試運行が予定されているからだ。電力のボートは既にもう珍しいものではないし、スウェーデンでは数年前から大型電気フェリーも運行して…

北欧通信 126 イーロン・マスクとスウェーデンの労働組合の戦い。テスラで長引くストライキ。クラーナも?

今朝配信した今週のニュースレターはこちら! 労働者と雇用主間で結ばれた労働協定により、スウェーデンの労使間では対立よりも対話が望まれ、ストライキもめったにないと、今週公開されたElleのコラムでも書いたばかりだが、なんと今、簡単には解決しそうに…

北欧通信 125 北欧各国でも異なる、中絶をめぐる法規と議論

今週のレターはこちらの内容です。 一般的に社会民主主義的な価値観が浸透しており、リベラルなものの考え方をする人が多い北欧諸国だが、細かい政策をみていくと各国で違っていることもよくある。今回は中絶を取り巻く各国の現行法と、現在進行中の議論を紹…

北欧通信124 ブログ、11月から再開します

急激な寒波に風邪を引いてしまったようで、2、3日から4、5日休みます、としてブログを休んでおりましたが、かかってしまっていたのは風邪ではなくて初めてのコロナでした。ようやく風邪が治りかけてきたかな?と思ったところで、急に食べ物の味がしなくなり…

北欧通信 123 AIがつくるもうひとつの『仮面/ペルソナ』

AIが支配すると映画はどうなるか? スウェーデン最大の映画祭であるヨーテボリ映画祭は世界で最も議論されてきたイングマール・ベルイマンの『仮面/ペルソナ』を題材に壮大な実験を計画している。そしてこの試みに参加するのはトーベ・ヤンソンの映画やカウ…

北欧通信122 経済界も地方自治体も心配する、スウェーデン政府の気候変動対応策

ガソリンとディーゼルへの減税を行ったことで、スウェーデンのクリステルソンは、気候温暖化ガスの排出量を意図的に増加させた近代初の首相となった。自治体との間の都市環境協定に基づく持続可能性型社会への移行を促すための資金援助の打ち切りも決めるな…

北欧通信 121 オーダーレン事件と軍隊

ちょっと長くなってしまった今週のニュースレターの記事は、スウェーデンの歴史を変えたオーダーレン事件について。この悲劇があり、今の、いや、ちがうな、少し前までの福祉国家で名をあげたスウェーデンがあったわけです。レター登録がまだのかたはぜひ登…

北欧通信 120 あれから5年、何が変わった?

この週末もストックホルムをはじめ、スウェーデンそして世界各地で気候変動のためのデモが行われているが、今年は2018年にグレタ・トゥーンベリが国会議事堂前でひとりで学校ストライキを始めてから5年ということで、様々なインタビューや取材記事などがメ…

北欧通信 119 スウェーデンの医療体験記・帯状疱疹の場合

今週のニュースレターでは、ニュースではなくて、私が帯状疱疹になり、スウェーデンの医療機関がどのように対応してくれたか、の話を書いています。よろしければどうぞ♡ 痛いよ! 月曜日のブログにも書いたけど、帯状疱疹になった。なにかおかしいと思っても…

北欧通信 118 Week of Action! と「ママたちの気候正義座り込みデモ」

来る9月15日(金)から22日(金)は社会と気候正義のための行動週間、Week of Action。スウェーデンでは100を超えるNGOや各種団体が、社会と気候正義のためのアクションを呼びかけているが、とりわけ注目したいのが「反抗するママたち」の気候正義座り込みデ…

北欧通信 117 「高度な近未来のAIは人類を滅ぼす」

本日配信したニュースレターの話は、MIT教授のマックス・テグマークが警鐘をならす、今そこにあるAIの脅威。 マックス・テグマークはマサチューセッツ工科大学(MIT)教授で理論物理学者。宇宙論の研究者だったが、超知能AI による人類絶滅の危険性に注目し、…

北欧通信 116 気候変動のために自己の行動を変える動機となるのはなに?

今週のニュースレターはこちらです。 スウェーデン人の93%は気候変動が私たちの暮らしに影響を及ぼすと考えているが、気候変動のためにはよくないとはわかっていながら行動し、様々な理由をつけて自己のその行動を正当化する。わかってはいても変えることが…

北欧通信 115 女性だけが投票すればどうなるか

今週のニュースレターはこちらです。よろしく! スウェーデンの最新の政党支持率調査では、男女間の政党支持率の差が記録的レベルになった。仮に投票するのが女性だけであれば、政権はがらりと変わる。ところで、あなたはもう『バービー』をみましたか? swe…

北欧通信 114 ハワイ/夏の読書/坂本龍一/バーベンハイマー

久しぶりのニュースレターなのに、スウェーデンについて書いていることといったら「気温が12度で、自転車に乗っていたら手袋がほしくなった」ことくらいですが、よかったらどうぞ。ブログとニュースレターを休んでいた間にやっていたことや考えたことなどに…

北欧通信 113 2023年、夏 / お知らせ・ブログとニュースレターも、この夏、休みます

スウェーデンの農家は、この夏、近年経験したことのなかった深刻な状況に陥ることを心配している。雨が降らず、農地は乾いている。私が5年前の2018年夏に始めたブログ、swelogの最初の記事は「食料自給率」だった。2023年の夏、スウェーデン南部では、2018…

北欧通信 112 スウェーデンのベスト・モビリティシティ

今週は、先週は先週のびっくりタイトルとはうって変わって、堅調な感じのこちらの話題。 ふざけた話から真面目なものまで、幅広くお届けしております☺︎ わはは。よろしく! 2030年の気候目標を達成するために各都市が果たすべき役割は大きい。インフラを整備…

北欧通信 111 踊るクラミジアとコンドーム

私のニュースレターを購読してくださっていると、時々送られてきてしまうこんなすごいタイトルのニュースレター(そう言えばこういうタイトルの回もありました)。 swelog.theletter.jp 今回はこちらです。 今週はスウェーデンで一番移動に優れた都市を表彰…

© Hiromi Blomberg 2023