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命懸けのユーモア

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ルンド・コメディ・フェスティバル開幕初日の最初の出し物「ユーモアの知識」トークショーの「宗教と笑い」を聞きにいった。

コワーキングオフィスで並んで座っていたジャーナリスト、というよりも、今ではこのあたりで一番売れっ子のMCになったセシリアの安定した司会で、マルモ大学の宗教学の研究者のエリカと、10代の時にトルコから移民としてやってきて、今は先生業の傍らスタンダップ・コメディアンとしても活躍しているイスラム教徒のカディールの3人のトーク。

 宗教を笑いの対象とすることは時として非常にデリケートな問題で、ユダヤ人は独特の距離のとり方をマスターしているとか、モンティ・パイソンの「ライフ・オブ・ブライアン」はノルウェーでさえ上映禁止になったとか、小一時間のトークは初めて知識として認識したネタがいっぱい(モハメッドの肖像画はOKだよ、とかね、びっくり)。 

こういう普段の生活ではあまり話さないような内容のセミナーにいくと、自分の使っているスウェーデン語がいかに偏っているかを思い知らされる。今日は恥ずかしながらHåna (バカにする) という言葉を初めて知りました。

コメディ・フェスティバルはユーモアと宗教で幕開け (Sydsvenskan) 

© Hiromi Blomberg 2023