イギリスの23歳の研究者の話だが、スウェーデンのニュースで取り上げられており、おもしろいのでこのブログでも紹介します。
革新的な掃除機や扇風機で有名なダイソン。その創業者の名前を冠し彼自身が賞の最終審査員となり、次世代のデザインエンジニアを称え、育成、支援するためのデザイニングアワードがジェームズ・ダイソン・アワード(James Dyson Award)だ。賞は学生や卒業後4年以内の若いエンジニアやデザイナーへ与えられる。
そして本年2019年の国際最終最優秀賞の受賞者は、魚からでる廃棄物であるうろこや皮からプラスティック(MarinaTex)をつくったイギリス人のルーシー・ヒューズさん。
このMarinaTexは6週間で自然に帰るコンポスタブルな素材でできたプラスティックあることもすばらしいが、これまで捨ててしまっていた素材からプラスティックをつくるという発想が本当にナイス。
ちなみにこちらのジェームズ・ダイソン・アワード、去年はルンド大学発の「じゃがいもからプラスティック」がノミネートされていたそうで、未来へ伸びるベクトルの方向性が私の好きな方向と同じで嬉しい。
コーヒーのかすは、コペンハーゲンではヒラタケ栽培用に再利用されていたけど、世界中にはまだまだ大量にコーヒーかすがある。ここはなんとか、来年のジェームズ・ダイソン・アワードで、どなたか「コーヒーかすからプラスティック」を作って受賞してくれないだろうか!?
上のアワードの紹介ページでは完成した後のプラスティックしかでてこないが、下記のSVTサイトで紹介されているビデオでは、材料として使われている魚のうろこや皮などが生々しく撮影されていて本当におもしろいです。ぜひ一度ご覧ください。