2021年日本でも売れに売れた『スマホ脳』が、スマホやSNSへの弊害に対抗するための体育会系アプローチだとすると、この問題に文化系アプローチで迫るのが、カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト』だ。
医師であるアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』が、脳の働きを解説し、スマホの弊害への対抗策とすすめる運動は、やってみれば効果をすぐに実感できる。
『デジタル・ミニマリスト』がスマホの代わりに薦めるのは、運動ではなく、余暇=自分が本当にしたい興味のあることに使う時間と、自分ひとりと過ごす「ソリチュード」な時間だ。
私が『デジタル・ミニマリスト』で特に心をひかれたのが、アクティブに体を使い、かつ時間をかけないとできない「お稽古事や手仕事」をすすめていた点だ。
少し走ればすぐ気分が上向きになるのを実感できる運動と違って、習い事は難しい。最初からうまくできないし、コツコツ続けても上達したことを自分で実感できないこともよくある。でも、すぐに効果がでることばかりが重要視される今だからこそ、カル・ニューポートのこのお薦めは、とても大きな意味を持つ。
前置きが長くなったが、2020年の年頭、自身のニュースレターで「1月のアナログチャレンジ」を薦めていたニューポートが、今回また2022年1月のアナログチャレンジを紹介していた。
前回のアナログチャレンジは
READ 1月に3〜4冊の本を読もう。ジャンルは問わない
MOVE 毎日最低15分の散歩。スマホは家に置いて、周りの景色をしっかり見て頭で思考しよう
CONNECT 1月は20人と意味のある会話をしよう。電話やスカイプでもOKだが、文字ベースのやり取り(メールやメッセンジャーなど)は不可
MAKE 身体を使って習得する趣味や技術に挑戦しよう。工作や手芸、スポーツなども
JOIN 地元で参加できる毎週やっているなんらかの集まりに参加しよう。リアルな実生活で人と交わり、一緒になにかに取り組むことほど人間的な行いはない
と盛りだくさんだったが、今回のチャレンジはたった一つだけ。
1月の一ヶ月間、Twitterにアクセスしない。
Twitterに使っていた時間で、仕事で必要な知識や技術を身につけたり、心から楽しむことのできる趣味のプロジェクトに打ち込もう。Twitterにアクセスしたい衝動にかられたら、決めたプロジェクトに取り組もう
どうです? できそう? 私はやってみるよ。Twitterの代わりに何に時間を使うかはもう決めたので、1月30日配信のニュースレターで、どうなったかをご報告します😉
そして、毎日ツイッターにあげていたブログの更新のお知らせもお休みするので、この機会にぜひ、週一回ブログ更新をまとめてお送りしているニュースレターの購読をご登録ください。登録はこちらから。
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それでは、2022年もどうぞよろしく!