ポプラの木からからコットンに似た繊維をつくるプロジェクトがスウェーデンで進んでいる。スウェーデン農業科学大学とストックホルム大学が共同で進めているこの研究では、ポプラの木からコットンに似た素材をつくる。成功すればポプラが世界の綿花生産の半量をを代替できるかもしれない。
綿花生産による気候への影響の軽減を目的とするこのプロジェクトを進めているストックホルム大学のJoseph Samec教授は、これが成功すれば毎年ストックホルムのアレーナ(グローベン)5万5000個相当分の水(どれくらいかな?🤔)を節約することができると話す。
もう少しわかりやすく換算すると、一枚のコットンのTシャツには2700リットルの水が必要になるが、ポプラでできたTシャツには水は160リットルで済むという計算だそう。ポプラは対面積効率がよく、多くの水を必要とせず、また生育にかかる時間も短くてすむ。
現在は基礎研究は終わって、量産体制に入った際の課題を確認するためのパイロットプロジェクト段階に入っている。これは今後3年続く見込み。
記事では詳しくは説明されていなかったが、樹木からつくられる繊維ということで、おそらくはビスコース、レーヨンの類だろうと思われる。Samec教授は、今回開発した科学的工程ではポプラから繊維と樹木オイルを抽出し、それからグリーン化学薬品やビオ燃料もつくるとも説明していた。
できた繊維はこれまでと同じくレーヨンとかビスコースなどと呼ばれるのだろうか? ポプラからきたコットンで「ポットン」でどうでしょうか?😉