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下水でわかるコロナ

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下水は処理されるだけのものだと思っていたら、これを調べれば麻薬の浸透状況もわかるし、コロナの感染拡大状況もわかるらしい。ストックホルム郊外のブロッマ下水処理場からは高い数値の新型コロナウイルスが検出された。

(麻薬の話はこちらから 下水でわかるストックホルムの麻薬天国度 - swelog 

スウェーデン王立工科大学では、4月半ばから下水分析を比較することで感染状況の広がりを把握しようとする研究が行われている。

これまでに下水や飲料水を介した感染の広がりは確認されていないが、この研究は下水に含まれるウイルスを調べることで感染拡大状況を早期に察して、この秋以降に来ると予測されている感染拡大の第二波をすばやく捉えようとするものだ。

研究チームによると、感染者に自覚症状もないごく初期の状態でも感染者の糞便にウイルスが含まれるので、下水を分析することでより早く感染の拡大状況を把握できるという。

分析に使用されるサンプルはイタリアからも送られてきており、これからスペインやイギリスの下水の分析もストックホルムで行われる予定。またオランダ、スイス、インドでは現地で独自の方法で同様の分析が始められているそうだ。

第二波の到来を予測するためには、研究には今後少なくとも数ヶ月はかかる見込みで、この研究プロジェクトには今後多くの冷蔵保管設備や遠心分離機器などが必要になる。

現状は、他の研究に当てられていた予算を、急遽こちらにまわすことで対応しているそうだが、今後は政府系や財閥系の団体から研究費援助を受ける手続きも始まった。

麻薬の話のときにも驚いたが、下水ってすごい! ですね。

ストックホルムの下水から新型コロナウイルスを検出