swelog ニュースで語るスウェーデン

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南から、ロシアから。やってくる白樺花粉

スギ花粉と聞くとそれだけで目鼻がむず痒くなってくるけど、白樺花粉と聞くとどうだろう? なんだか爽やかそうだけど、白樺花粉アレルギーの人の辛さは、きっとスギ花粉アレルギーに負けない(?)のだと思う。

ようやく寒さが緩み始めたスウェーデンだが、今週は花粉アレルギーの人にはとても辛い一週間となりそう。特に大変なのは北部のノールランドに住んでいる人たちだそうで、北部では白樺の花はまだ開花していないが、南部から大量の花粉が暖かい風に乗って大量に移動してくるのだそう。そうなんだ、と軽く聞いていたら、ヨーテボリ大学の花粉研究所のオースロォーグ・ダルさんが、びっくりするようなことをさらっと言った。

「そして高気圧に乗って、東の方からロシアからの花粉もやってきます」!!!

日本でも中国から黄砂がくるので、それほどおかしな話ではないのかもしれないけど、花粉もそんなに遠くからやってくるとは驚きである。

花粉の影響を少しでも減らすには(外はとても気持ちよさそうだけど!)屋外で呼吸が増えるような運動を避けたり、窓を開けないようにしたり、外から帰ってきたら服を着替え、髪を洗う、また外にリクレーションにでたい時には花粉量が少ない海辺や湖畔に行くとよいのだそう。

今朝は軽くランニングしようと思っていたのだけど、白樺花粉アレルギーのない私も、あまりの大量の花粉のせいか喉がちょっといがっらぽいような気もするので、ここはぐっと我慢して、家の中での筋トレをすることにしようっと。

それにしてもこのオースロォーグさん、自宅からビデオでニュース番組のキャスターからの質問に答えていたのだけど、膝の上に愛猫を抱えており、膝から飛び降りようとする猫の動きを何事も起こっていないかのように、自然に抑え込みながら話していた。仕事のビデオ会議で猫を抱えながら参加している人には時々出くわすが、テレビの取材でみたのは初めてかなぁ?にこにこしちゃうよね😊

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© Hiromi Blomberg 2023