swelog ニュースで語るスウェーデン

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変わる「荒野の道」の除雪作業

積雪量は例年より少ないが、雪が岩のように硬い。今年もステッケンヨックの荒野の道の除雪作業が始まったが、気候変動のせいか雪の質が以前とは異なり、除雪作業員は固い雪に手こずっている。

(ステッケンヨックについては去年のニュースレターでも取り上げたよ)

ステッケンヨックは、緯度的にはスウェーデンの真ん中あたりから少し北上した付近のノルウェーとの国境近くにある。この先もまだまた北に広大な国土が広がっているが、スウェーデンの南端に住んでいる私にすれば「最北」感が漂う土地だ。

今年も6月6日のナショナルデーの開通を目指して、KlimpfjällとGäddedeの間の「荒野の道」の除雪がおこなわれており、総距離はなんと24キロにも及ぶ。

swelog.theletter.jp

この冬は、北の街でも暖かい日に雪が溶け、それが凍ったところにまた雪が積もるので滑りやすくなり、転倒事故が増えているというニュースもあった。

このステッケンヨックからのニュースは、広大な雪原と作業員さんのゆったりとした語り口を聞いているだけで和む。この荒野の道は今年も6月6月に開通する予定だが、雪がこれ以上減らないうちに一度見に行く予定を立てた方がいいのかもしれない。

荒野の道の除雪「今年の雪はひどく硬い」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023