北欧の国々でおなじみの冬の風物詩のオーロラが、最近もっと南の国々でも観測されている。
オーロラの観測が報告されているのはスロバキア、クロアチア、ウクライナやドイツなどで、このような国々でオーロラが見えるのは、非常に珍しいことだが、実は今回が初めてではなく、以前にも確認されたことがあった。
最近の現象は太陽活動の活発さと関係があり、約11年の太陽の活動周期で今が一番活発な時なのでオーロラが出現しやすいのだそう。今年の頭もオーロラがよく観測されていたがその周期がまだ続いているということのよう。そう言えば「オーロラ予報」という記事を書いた覚えが。
またオーロラは北半球の北の方でよく見えるというイメージがあるが、実は南半球でも同じような緯度のところ、例えばオーストラリアでも見ることができる。ただ、北欧やロシアがあるような同レベルの緯度に、南半球で大半をしめているのが海なので、オーロラを楽しめる人がいないということらしい。そのようなところに人工の明かりはないだろうし、船さえだせばオーロラ見放題!なのかな?
ちなみにオーロラはスウェーデン語でnorrsken(北の輝き)と呼ばれるが、南半球で見られるものはsydsken(南の輝き)と呼ばれる。これから先も、自分では一生使うことのない単語だと思うけど、こういうちょっとした無駄な知識が人生を楽しくしてくれるに違いない。