日本は参加してないそうだが、世界には中学2年生を対象に、民主主義や市民参加についてどれほど理解し、21世紀の市民としての自分の役割を引き受ける準備ができているかについてを調べる、ICCSという調査があるそうで、この程2022年の調査の結果がまとまった。
IEAの「市民性教育国際調査(ICCS 2009)の概要と結果について
今回、スウェーデンは台湾に続いて2位の結果だったが、回答者の間で格差が目立つというのがニュースになっていた。テストで成績上位の生徒と下位の生徒の格差は拡大しており、また2009年に最初のテストが行われてから、男子女子の生徒間の格差も大幅に拡大している。高学歴の両親を持つ生徒は学歴の低い生徒より高得点で、スウェーデン生まれの生徒も移民生徒よりも得点が高いという結果になった。
インタビューに答えていた中学2年生の女の子は、社会科では基本的に民主主義、人権、イデオロギーについてしか話さず、このテストで問われることは社会科で習うのと同じだと話していた。
男子生徒と女子生徒の間で開きがあると指摘されているのは、今回の調査結果だけではなく、ちょっと気になる傾向である。