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デジタル映画祭と北欧人が闇にみるおかしみ

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ur "The seventh squeal – english subtitles" Sydsvenskan

北欧内ではダントツの権威を誇るヨーテボリ映画祭とは異なり、市民のお祭り色の濃いストックホルム国際映画祭。コロナ禍の今年もこの11日から開催されることは決まったが、リモートでも参加のできるフェスティバル・オンデマンドの形となった。しかし、それゆえスウェーデンの各地からもリモートでも映画を観ることのできる全国規模のフェスティバルへと変貌した。

オンデマンドでのフェスティバル参加者は、1作品59クローナからフェスティバルに参加している多くの作品をスウェーデン国内ならどこからでも観ることができる。

さらには映画監督や俳優を生で感じられる公開インタビュー、人気のFace2Faceも今年はデジタルでも参加できるようだ。11日には本年ストックホルム映画祭生涯名誉賞を受賞するイザベラ・ロッセリーニや、14日は初監督作品の『Falling』と共にヴィゴ・モーテンセンが登場する。そして今年名誉賞を授与されるマーティン・スコセッシ監督は、13日にニューヨークからZoomでフェスティバルの参加者とご対面する予定。

そして、このフェスティバルの開催に合わせてヴィゴ・モーテンセンへの引き締まったインタビューがダーゲンス・ニュヘテルに掲載されているが、デンマーク人の父を持ちアメリカで生まれ世界各地で育ったモーテンセンがそこで語っていたのが「北欧人は闇の中にもおかしみをみつけようとする」という習性。

『Falling』は認知症の父とホモセクシャルの息子の関係を扱ったシリアスな映画だが、先日コペンハーゲンで上映したところ、いちばんやるせない場面で観客から笑いが起こった、とモーテンセンは驚きを隠せない。同様の笑いは彼が知る限りこれまで世界のどこでも起こっておらず、モーテンセンは同様の反応が14日にストックホルムでもでるかどうかを興味深く見守るつもりのようだ。

さて、少し話は変わるが、こちらスウェーデンでも連日アメリカの大統領選のニュースばかり。この状況をくすっと笑いと皮肉で乗り切ろうとしたのだろうか? うちの地元の新聞Sydsvenskanがいつの間にか、イングマール・ベルイマンの『第七の封印』のトランプ・バイデン、パロディ版をつくって公開していた。

有名な死神とのチェスのシーンをトランプとバイデンで再現した会話は英語だしご丁寧に英語字幕もついているので、ニュースに疲れた方はこちらのアホなショート粘土人形アニメをどうぞ。ベルイマン監督も出てきます☺︎ 

 

ストックホルム国際映画祭の観たいベスト10映画はこれ

ヴィゴ・モーテンセン、インタビュー

マーティン・スコセッシ、ストックホルム国際映画祭名誉賞