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コロナが加速する「お店消滅」

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6月15日に久しぶりに街に出た時の写真。天気はいいけど閑散としてる。

スウェーデンの街中の「お店」はコロナ禍がやってくる前から、この先3万人の仕事が失くなる予想が発表されるなど、存続の危機にさらされていた。みんな外出を控えるようになり3ヶ月以上たち、今、「お店」はどうなっているのだろう?

3万人の消える仕事 - swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンの商業業界団体であるSvensk Handelは、4月以降小さな商店の倒産が目立っていたが、それが今はもう少し大きな企業にも及んできていると話す。小売業側は営業時間を変更したり、政府の支援策を利用して一時解雇を行うことでなんとかここまで凌いできたが、この先も消費者がお店に戻らなければ、状況はさらに悪化するだろうと警鐘を鳴らす。

小売業と一口にいっても、もちろん売る品目や小売の形態によってコロナの影響は様々だが、やはり人の集まる街中の普通の専門店やサービス業への影響が大きい。

ストックホルムの商工会議所(Stockholms Handelskammare)は、この程3月から6月末までに一時解雇された人の数字を取りまとめたが、その統計ではホテルとレストランでは従業員全体の35%に当たる人が一時解雇されており、小売業でもその割合は18%となっていることがわかる。

私も3月半ばにコロナ体制(?)になってから、ほとんど街中にいっていない。ジョギングと散歩に出る以外は、空いてそうな時間にスーパーに買い物に行くか、時々図書館に予約した本を取りにいくくらい。お店が恋しい、とは前にも書いたけど、なかなかブラブラする気にはなれず、散髪にもかなりの気合をいれていった。(結果、全然平気だったw)

お店が恋しい - swelog 今日のスウェーデンのニュース

今、本格的な夏休みシーズンに入ったが、ルンドのような学生の街は普段から夏は街は閑散とする。コロナの今年は街はもっとゴーストタウン化してしまうのだろうか? それとも大量のデンマーク人が遊びにきて商業は一息つくことができるのか? 

私もコロナ間隔に気をつけながら、もう少し街中にいってみることにしよう。新しいメガネも作りたいし。あ、今日は日曜日だった!(←どこも開いてないよぅ。)

警告・コロナが加速する店舗消滅

© Hiromi Blomberg 2023