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カムチャッカ半島の死にゆく魚介類

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カムチャッカ半島で、大量の海洋生物の死骸が浜辺に打ち上げられる状態が続いていることをSVTが報道している。なんらかの要因で死んで海底に溜まっている魚介類が大潮で一度に半島のあちこちの浜辺に打ち上げられる状態が続いている。

原因として考えられるのはまずやはり気候温暖化。水温が上昇したことにより毒素のあるバクテリアが繁殖していると考えられると、ロシアの水文生物学者Aleksej Tokranovさんは説明する。

しかし、彼は今回の現象はバクテリアの繁殖だけでは説明がつかないとも話す。

このロシア最北東端の場所で旧ソ連の時代に行われてきた有害物質の大量廃棄が、死んでいく魚介類のなんらかの要因となっているのではと指摘もある。しかしこのような因果関係を証明するのは大変な仕事でもある。企業が排出した危険廃棄物を扱った『エリン・ブロコビッチ』というジュリア・ロバーツがアカデミー主演女優賞をとった映画を思い出す。

カムチャッカ半島は日本にも近く、タラバガニやサーモンの良質な産地でもある。このニュース、この先の日本へのシーフードの供給にも大きな影響を与える出来事を伝えているのかもしれない。

死んだ海洋生物がカムチャッカ半島の海岸に打ち上げられる