スウェーデンの老人看護などの福祉分野で働く現場のマネージャーはぎりぎりの状況で働いている。
労働環境庁が3年掛けて行った、全国86の市町村15の地方自治体の福祉分野で働く1300人の中間管理職を対象にした調査によると、対象の99%が改善の必要ありとされた。
マネージャーたちの80%は女性で、際限ない仕事量に休日も携帯電話を手放せずストレスに押しつぶされそうになっている。ホームヘルパーの手配など管理しないといけないタスクも部下の数も多すぎて、仕事にやりがいを感じている人でさえ退職するまでこの現場で働き続けることができると思っている人はいないような状況だ。
そんな中で、Stenugsundというコミューンの成功事例が紹介されていた。
成功の鍵はマネージャーはペアで仕事すること。
病欠や育児休暇、年次休暇を取る時はもうひとりのマネージャーがカバーしてくるので安心して休める。自分が休めば他の人に迷惑を掛けてしまうと思い気を抜けない状態から、「お互いに迷惑をかけあう」人を特定し、ペアになることで解決できることがある。
現場のケアマネージャーにサポートを (Dagens Nyheter)