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スウェーデン映画の行方

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画像・『Charter』より

昨夜のオープニング・セレモニーで始まったヨーテボリ・フィルムフェステバル。今年も会期中に80ヶ国から集まった約400本の映画が上映され、北欧各国からノミネートされた新作の中から北欧映画大賞(ドラゴン・アワード)が決まる。

先週はスウェーデンの映画大賞であるグルドバッゲ(ゴールデンビートル)賞の授賞式があったし、2月には米アカデミー賞の発表も控えており一年のうちで人々の映画への関心が一番高い今日この頃。

しかし「スウェーデン映画」が芳しくない。

去年の観客動員数ランキングでトップ10にスウェーデン映画は見当たらず、ディズニーやスーパーヒーローものにすっかり押しのけられた。

2019年にスウェーデンの映画を映画館で観た人の数は2014年と比べて半減しており、2018年と比べても3分の1減った。映画館観客動員数全体もわずかながら減っているが、その数は3%とスウェーデン映画の減り方と比べると緩やかなものだ。

スウェーデン映画の多くは国からの補助金で製作されているので、観客の集まらない作品に補助金を分配したスウェーデン映画協会の責任が問われるところだ。かといってヒットすることだけを狙った大衆迎合型の作品ばかりになってもつまらない。映画協会がそんな映画に補助金をだすとは思えないが、補助金政策の方針転換が求められているのははっきりしてきたようだ。

さて、フィルムフェスティバルに話を戻すと、北欧映画大賞のドラゴンアワードへのノミネート作品に『Charler』がある。昨日のブログで取り上げた『サーミの血』の監督アマンダ・シェーネルの最新作だ。その他にもフィンランドの『Gemes People Play』など、面白そうな作品もノミネートされている。

普段の生活ではあまり縁のないヨーテボリだけど、この映画祭とブックフェアの時はヨーテボリに住んでるいる人がうらやましくなる。

2019年はスウェーデン映画の最悪の年に

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