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スウェーデンのギフテッド教育

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特に才能がある子どもたち、英語でギフテッド、スウェーデン語でsärbegåvadと呼ばれる子どもたちに、自治体はどう対応しているかがニュースで取り上げられていた。

スウェーデン学校庁のテーマページによると、スウェーデンではなんらか分野で同世代の標準よりもはるかに高い能力をもっている子どもたちが5%程度いると考えられている。

特別な才能があるからといって学校生活が楽だとは限らず、中には学校の勉強がつまらなく、学ぶ意欲を失って学校の成績や素行が悪くなる子どももいる。2010年からは教育法に「必要とされている知識水準に簡単に到達できる子どもは、さらに知識を深めるように刺激すべきである」と規定された。

特別な才能のある子どもたちの中には、溶け込もうとして周囲と行動を合わせるために才能があることが見つけられにくい子たちや、自分の興味だけを追ってしまうため、自己主張が強くなり、社会生活に適応できないとレッテルをはられてしまう場合もある。

スウェーデンの290のコミューンのうち今30以上のコミューンで、このギフテッドな子どもたちへの対応プログラムがある。

例えば、リンショーピングは、特別な才能のある子どもたちを支援する全国組織(Risksförbundet för särskild begåvning)やその下部団体と協力して、対象となる子どもたちへ、それぞれに合ったレベルの刺激や挑戦を提供するプログラムを運営している。

組織の運営者たちは、特別な支援は、同学年のレベルに追いつかない子どもにも、特別な才能がある子どもにも、その両極で必要だと取組みを説明する。このプログラムでは、高いレベルで話ができるメンターを、一対一やグループで子どもたちにつけるマッチングを行っている。

これで、学校がつまらない子どもが1人でも減るといいですね。

特別な才能がある子どもたちにサポートする自治体が増えている(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021