私自身は経験はないのだが、骨折したとか、子どもが急に熱を出したとか、急に脇腹が痛くなったとかで病院の救急窓口に行くと、3、4時間ならまだいい方で、時には7、8時間も待たされたという話も聞く、悪名高きスウェーデンの救急医療の待ち時間。
マルメにある救急病院の待合室では、モーツァルトやベートーベンの音楽を流して、患者さんのストレスを緩め、ゆったりと心を落ち着けて待ってもらおうというプロジェクトが始まっている。
これからマルメの大学病院の救急窓口とレントゲン撮影室の待合室にあるテレビの画面に映されるのは、マルメ・オペラと共同で制作した「待合室の音楽・魂にやすらぎを」と題されたコンサートビデオ。
プロジェクトの担当者は「ほとんどすべての音楽には心拍数や血圧を下げる効果のあるとの研究結果があり、エンドルフィンのようなよいホルモンがでて、アドレナリンが下がる効果を期待する」と話す。今、待合室のテレビでは、ランダムに様々な番組が流れており、いいものが映される時もあれば、不愉快なものが流れてしまうこともある。
私のようにひねくれた人なら「こんな音楽かけやがって、ごまかされないぞ!」と一瞬思ってしまいそうだが、きっとそんなささくれた心をも、聴いているうちにやわらかくもみほぐしてくれる力が、クラッシク音楽にはあるのだろう。
流されるのは1.5時間にまとめられた、このプロジェクト用に作成されたコンサートビデオだそうで、これを毎日聞かされる現場の職員の職場環境への影響にも言及されていたのが、スウェーデンのニュースっぽい。
それにしても、日本のスーパー銭湯でサウナに入ると、よくテレビがついていて、強制的にうるさい情報番組とか見せられたりするのだけど、あれ、やめてくれないかな。
クラッシック音楽がマルメの救急待合室のストレスを和らげる(SVT)
今日の夜10時頃から、各地で1月14日、15日の時よりも、すごいオーロラを見ることができるそうなので、ぜひ! 明日の夜も良さそうだとのことで、雲がでそうなのがちょっと気がかりだけど、晴れたらすごいみたいです!