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南から北の集団就職

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スウェーデン北部のシュレフテオのバッテリー工場、Northvolt。この工場で必要とされるだけで3000人、さらには周辺産業を含めると1万人近くの人をどうやって集めるかはNorthvoltにとっては大きな問題。

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一方スウェーデンの中でも失業率が高いのが最南端の都市マルメ。今回そのマルメとNorthvoltのあるヴェステルボッテン地方自治体が協約を結び、マルメやその周辺のスコーネ地方の失業者にシュレフテオに来てもらうためのプロジェクトが開始された。

この「Relocate」と名付けられたプロジェクトは、長期に渡って仕事が見つかっていない人を対象にしており、この人たちはまずマルメから1000キロ離れた現地で行われる説明会に参加する。その後Northvoltで働くにあたり必要とされる産業関連のトレーニングコースを、マルメや近隣の成人教育学校(Komvux)で受講。その後コースの最終段階はシュレフテオで受け、また住居探しや引っ越しの手配に至る、さまざまな支援を受けることができる。

マルメは目下、サービス業や介護職といった部門で人材不足に悩む隣国コペンハーゲンと協力して、マルメの失業者がコペンハーゲンで仕事を見つける活動にも重点をおいているが、シュレフテオで求められる人材や職種は、コペンハーゲンのプロジェクトとはまた違う重要な意味を持つものになると、マルメの労働市場担当局の責任者は期待を寄せる。

今マルメで求職している人は2万4千人。Northvoltで必要な人材は3000人。この南と北の集団就職マッチングがうまくいって、ハッピーな人が増えるといいんだけど。

シュレフテオの3000人の産業雇用機会へマルメの住民を勧誘(Sydsvenskan)

© Hiromi Blomberg 2021