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好調な労働市場と長期失業者の増加

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スウェーデンの失業者は2年半ぶりの低率となり、雇用サービス庁の扱う求人数は過去最高。同庁の統計によれば、スウェーデンの3月の失業率は7.0%で、これは2019年9月以来の低水準。現在登録されている求人は20万7000件あり、特に銀行などの金融(なぜ?)や、医療、介護また小売などの分野での募集が目立っている。

同庁はパンデミック後の雇用ニーズの高まりに触れているが、昨日の記事でとりあげたスローバライゼーションの影響なんかもあるのかもしれない。

ウクライナの戦争と難民の影響は今のところ不明で、雇用サービス庁に求職の登録をしたウクライナ人はまだほとんどいないが、ウクライナ人の多くは英語ができるので、スウェーデンでも仕事を見つけやすいのではないかと同庁はみている。

一方、2年以上仕事についていない長期失業者の数は前年比で6000人増えて9万9000人。12ヶ月以上仕事をしていない人は17万3000人以上いる。パンデミックで仕事が探しにくかった人も多いだろう。

現在20万人近くの人が、インターンシップ、また労働市場に合わせた訓練や教育、長期失業者を雇用する企業への補助金など、雇用サービス庁のなんらかの求職活動支援プロブラムを受けている。

もうものすごく前の話だけど、ちょうど今くらいの季節、当時軽いうつ状態であっただろう私に「枯れたようにみえる樹でも、春になればこうして花は咲き、そして新緑が息吹く」とぽつんと言葉を投げかけてくれた人がいる。これを毎年思い出すのは、その時の私を、どれだけその言葉が救ってくれたのかの裏返しだろう。

人生のいろんな時期に、いろんなところにできた穴ぼこを、いろんな人から少しづつもらった、軽くて重い様々なかけらのようなものに支えられながらここまで生きてきたんだなぁ、とそのありがたさに胸が熱くなる。

失業率の低下と過去最高の求人数(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022