とどまるところを知らないスウェーデンでのインフレと、進む円安で、この先日本から旅行に来る人には、スウェーデンはとても物価の高い国と感じるかもしれない。
木曜日にスウェーデン統計庁から発表された最新の統計によると、3月のスウェーデンのインフレ率(CPIF値How is inflation measured? | Sveriges Riksbank)は前年同月と比較して6.1%上昇しており、これは過去30年間で最も高いインフレ率となった。
インフレの最大の要因と鳴っているのは電力と燃料の値上がりで、これに続いて食品が続く。値上がりは外食、家具や自動車の販売価格等においても過去数ヶ月で急速に続いている。
昨日会社の近くでランチを食べたら、いつもは社員割引で87クローナ(約1150円)だったのが、地味に90クローナ(1200円)に値上がりしていた。(この心理的影響は大きい。よし、イースターの休暇明けからはお弁当作戦だ!)。
ニュース番組では身近な食品の価格が1年前と比べてどれくらい上がったかを比較していた。目立つのは30%高くなったコーヒーやトマトや、25%高くなったキャベツなど。
コーヒーはブラジルでのコーヒー豆の不作や悪天候が主な原因で、さらに為替と輸送のコストが拍車をかける。トマトに関しては温室栽培にかかる電力料金の値上がりが反映されている。
スウェーデン・クローナは安くなっているので、輸入されるコーヒーの価格は相対的に高くなっているが、スウェーデン・クローナと日本円の間ではクローネ高になっていることにこの間気がついた。日本円安がさらに激しい勢いで進行しているからなのか?
2019年の夏には1クローナは11.5円位で日本から旅行しやすい感じだったのだけれど、今日のレートはOandaによると13.2円。この先どこまでこの傾向が続くのか?
この夏にはこんなこともいっていたけれど……