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小型原子炉では放射性廃棄物が大幅に増える可能性

スウェーデンでも電力会社が次世代の技術だとして注目している小型原子炉SMR。

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安全性に優れ、工期が短かく、費用対効果に優れているということで多くの国で開発が進んでいるが、SMRでは従来の大型原子炉と比べて2倍から30倍もの廃棄物がでる可能性がある、との研究結果がこの度発表された。

大きな原子炉と小型のものではメカニズムが異なり、廃棄物の種類にもよるが、最大で30倍もの廃棄物がでる可能性があるとまとめた研究者たちは、これはSMRが本質的には効率が悪い原子炉であることに起因すると考えている。

筆頭研究者のスタンフォード大学の核燃料研究者リンゼイ・クラルさんは、SMRと大型炉では起こる物理的反応に大きな違いがあると話す。またこの研究によると、SMRの廃棄物はこれまでとは異なる放射性物質や科学的性質を持つことになり、処理するのが難しくなる可能性もあるという。

研究者たちは水冷式、溶融塩冷却式、ナトリウム冷却式の3つのタイプのSMRを調べ、これが重要な総合学術雑誌のひとつである米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された

上にリンクを貼った記事で書いた「SMRに使われるモデルや技術の中には、これまでのものより最終的な廃棄物が大幅に減るものもあるそうだが」とうのは、希望的観測にしか過ぎなかったのか?

よって、ここらへんでSMR開発投資を続けるのはもうやめていただきたいと思うのだが、いかがでしょう? 誰か私とクラルさんの話を聞いてください!

新しい原子力発電で大幅に増える廃棄物(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022